誰でもわかる省エネのはなし⑰『省エネ住宅に大切なのは設備ではない』

こんにちは、伊藤です。
寒さも少し緩み始めたこの頃、私は先日これで春を感じてきました😍

スターバックスのさくらシリーズです🌸
奥のタンブラーは一目惚れして購入しました✨
本物の桜が見れる季節が待ち遠しいです。

 

本日は省エネコラム17回、一次エネルギー消費量の比較のラストです。
前回までに、設備機器比較シリーズとして4回に分けて計算してきました。
その結果がこちらです。
冷暖房設備:一番良い機種にしても効果は少なめ(BEI-0.02)
換気設備:ダクト式第一種から壁付けタイプにすると悪くなる(BEI+0.08)
給湯設備:エコキュートの方がエコジョーズより”エコ”(BEI+0.04)
照明設備:LEDは白熱灯よりかなり省エネ!(BEI+0.12)

設備によってより省エネな選択肢は見えてきましたが、結局エアコンを高い機種にしたり、照明をLEDにしたりすれば、どんなおうちでも省エネ住宅になるのでしょうか?
それではおうちの外皮性能を示す「UA値」で比較してみましょう。
UA値や外皮性能については、以前にも触れていますので、よろしければこのコラムを遡ってみてください😃

もともとこのおうちはUA値=0.51でした。
サンキハウスのおうちとしては、平均的な値です。

今回はこの数値を、改正省エネ基準の静岡市のUA値の基準値である「0.87」に置き換えてみます。

あらら、BEIの数値がかなり大きくなりましたね。
どの設備機器を変えたときよりも、差がはっきり出ています。
(厳密に計算すれば、UA値=0.87のおうちは日射熱取得率(ひとつ下に記載されている値)も違ってくると思いますのであくまで参考値です)

これで分かりますよね。
省エネ住宅に大切なのは、どんな住宅設備でもなく、おうち自体の性能なのです。

余談ですが、この基準値、少し緩いような気がするのは私だけでしょうか…?
他の会社のおうちがどのぐらいの数値なのかは分かりませんが、2020年に義務化されることもあり、あまり厳しくはしていないのでしょうかね。

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