あらためてZEHの必要性

昨年の今頃、こんな記事を書きました「取り返せない日本のEV主導権」
理由は、日本の自動車メーカーがEV(電気自動車)の潮流に乗り遅れてしまい、
世界から置いて行かれようとしている事に危惧を感じたからです。

その後、
「なぜトヨタはEVを出さないのか」、「ハイブリッド(HV)や燃料電池車(FCV)を
やはり売りたいのか」と勘ぐり思案していました。
裾野市の東富士工場の跡地につくる「ウーブンシティ」と言う実験都市が注目
されていますが、車作り以外に仕事の範囲を拡げて行くつもりなのか?

色々とトヨタさんのサイトを見たりして考えてみました。

米国テスラ社の様に既存車のないメーカーは新しいバッテリーEV(BEV)しか
市場に出していない為、2050年のカーボンニュートラルに向けて新車をガンガン
販売してゆけば良いだけですが、

トヨタの様に既存車が世界中で走っているメーカーにしてみれば、エンジン車の
メンテナンスも今後全てがBEVになるとしても、その間担わなければなりません。

その為、小さいメーカーなら大胆にBEVにシフトして行けるかも知れないけれど、
トヨタの様な大メーカー、ましてや日本の輸出黒字の大方を占める業界の長
としては全方位(HV,FCV,PHV,BEV+eフューエルエンジン車も加えて)で今後の
流れを見ながら機動的に対応すると言う事の様です。

昨年、菅総理の2050年カーボンニュートラル宣言は自動車メーカーの姿勢を
決定付けました。

さて、翻って住宅会社はどうでしょう?
我々に与えられている脱炭素関連の国の仕組みはZEHです。
これは、建てた後の住宅の消費エネルギーが自家発電(主に太陽光)で賄える
と言ったものですが、建設中のエネルギー消費や材料の製造、調達、廃棄に使う
エネルギーを加えたライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅と言う物も
あります。

いずれにしても、電力エネルギーを生み出す仕組みはほぼ太陽光発電です。
従って屋根に太陽光パネルは必須の設備になるのは時間の問題と思います。
近い将来、ZEH住宅が最低限の性能を表わすものとして標準になるでしょう。

 

現在建設中のモデルハウス「夏の暑さを抑えてエアコン1台で全館冷房」にも
太陽光を6kw載せました。

勿論、掴み金物で屋根には穴を開けていません。

初期投資に120万円(6Kw程度)程度かかりますが、「屋根貸し太陽光」なら
初期投資なしで10年後には自分の物になる制度もあります。
ですから近い将来、太陽光発電は標準装備品になってゆくと思います。☘️


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