複合フローリングvsカビ

夏にむけて何十年かぶりに浴衣を新調しました。
呉服屋さんにはたくさんの浴衣の反物が積んでありますが、
柄まで見せて陳列してあるのは特に良いものが数本です。

一番惹かれたのは紺に白の伝統的な配色ながら大胆な柄。
とても素敵なのですがお値段もなかなかです😓

似たような感じでお手頃の生地を何反か取り寄せてもらいましたが、
並べてみると魅力があるのはやはり最初の生地でした。

上中下のランクを並べると中が選ばれることが一番多いと言いますが、
上をバーンと並べて魅せた呉服屋さんの手腕にやられました🤣

👘     👘     👘

今朝の毎日新聞にちょっと気になる記事が載っていました。

「小児湿疹 妊娠中の環境も要因」
「複合フローリング床材 リスク増」という見出しです。

小児湿疹とはアトピーなどの子供の皮膚トラブルの総称です。
子供が生まれから過ごす室内環境が発症の要因になり、カビやタバコの煙等が原因物質と知られています。

北海道大学などのチームによる今回の研究では、
子供が生まれる前の妊娠中の段階でも「カビ指数」が高い複合フローリングの部屋に住んでいると
1才半時点での子供の湿疹リスクが高まってしまうということがわかったそうです。

そこに複合フローリングがどう関係してくるのでしょうか?

複合フローリングそのものが悪いわけではありません。
現代の複合フローリングは室内環境に影響があると言われるVOCなども発生させません。

記事には複合フローリングが直接カビを発生させるメカニズムの説明は無いので、
複合フローリングの部屋=カビ指数が高い部屋 という記述は乱暴な気がします。

私なりの解釈で、絨毯や畳の部屋はカビが発生しても絡まるので空中には舞い上りにくいけれど、
フローリングだと空中に舞っているので吸う可能性が高い、ということでしょう。

もっと単純に、小さなお子さんがいる家庭は賃貸アパートに住んでいる可能性が高い、
賃貸アパートは高気密高断熱ではないことが多いので結露しやすい、
結露しやすいとカビが発生しやすい、
=複合フローリングの部屋はカビ指数が高い、と言う理論かもしれません。

カビが空中を舞うという意味では無垢のフローリングも同じだと思いますが、
複合フローリングは結露や水漏れで劣化するとアルコール類を発生させることもあるそうです。
これは目や鼻への刺激物質です。

室内が複合フローリングになっていることで小児湿疹のリスクが高まっているという結論ですね。

 

対策は湿度をコントロールしてカビを発生させないのが一番です。

梅雨のこの時期から夏いっぱいは外気の湿度は相当なものです。
残念ながら窓を開けて換気をしても湿度の高い空気が家の中に入ってきてしまうだけで
家の中の湿度は押入れの中や床下などあらゆるところでカビを発生させてしまう可能性があります。

やはりエアコンを使って湿度を下げるのが効果的でしょう。
弊社社長ブログ「エアコン2台で低湿度の全館空調」もご参考にどうぞ。

新築であれば、湿度も交換する換気システムが良いです。
サンキハウスではマーベックスの澄家を採用しています。

澄家は外気との換気の際でも家の中のエアコンで下げた湿度を極力保つようになっています。
換気によって家中の空気を動かし、淀みを無くしてカビの発生を抑えることも大切です。

 

それでもカビが発生してしまったら?
澄家は床で排気するので、夜、寝静まった室内で床に落ちてきたカビなども効率よく排気してくれます。

記事ではマイナスイメージの複合フローリングですが、サンキハウスの標準仕様ikutaの複合フローリング
エアーウォッシュ機能がついていて、室内の照明器具でも搬送する光触媒がカビなどを低減してくれます。

しっかりカビ対策をして夏を過ごしましょう。

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