今日の33℃、64%の空気は危険
連日猛暑が続いていますが、
近い将来夏の暑さは40℃が当たり前となる予想があります。
暑さだけではありません。
日本近海の海水温が上昇しているため、湿度も益々上がっています。
その為、湿度が引き起こす色々な不具合が家の寿命を短くする可能性があります。
今日7/28(日)の午後3時ころの外気温が33℃で相対湿度64%でした。
この空気が持つ水分は25℃で露点温度に達し、結露を起こします。
ほとんどの家の床下では床下の温度が25℃程度の温度なので、
結露を起こし、カビやシロアリの危険性が増していると思われます。
これからは寒さより暑さをどう克服するかが住宅のテーマになります。
ここ最近書いたブログ記事はその夏にどう対処するか取り上げました。
(1)結露計算をして室内の湿度をコントロールする
これについて解説したブログ→「日本の夏、結露計算してますか?」
(2)換気により毎時5リットルの水分が侵入する
24時間換気は義務です。でもそれによる湿度の高止まりが大きなコストに。
これについて解説したブログ→「26℃で湿度55%が高性能の分岐点」
(3)1台エアコンはコスパが良い
各室にエアコンを設備した家は、電気代も湿度も高い。
エアコンの一番効率の良い運転は能力の50%~を使うこと。
だが実態は付け始めに最大能力で運転し、その後トロトロ運転に移行。
それでは電気効率悪いし、トロトロ運転が長時間で除湿が不十分になります。
これについて解説したブログ→「断熱等級6.5で1台エアコンが最適解」
(4)普通に冷房しただけで結露するかも
今日のテーマ「今日の33℃、64%の空気は危険」ですが、
(1)の湿り空気線図を使って計算すると25℃で結露することが解り、
冷房による夏型結露が起こっている家が多発すると危惧しています。
そこで、
25℃以下になる場所があるなら、対策を講じるべきだと思い、
冷房の直接当たる壁に追加の断熱材を張る実験を行います。
こちらが用意した断熱材です。
これを室内の壁にむき出しで張ります。
実験なのでこのままですが、
お客様の家ならちゃんと仕上げますのでご安心ください。😁
結果が出るのは一か月後です。
またレポートしますので、お楽しみに!☘️
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