大人気の金属屋根材ですが、落とし穴も
金属製屋根材のシェア拡大が止まりません。
矢野経済研究所によると、2021年度の屋根材市場における素材別シェアは、金属が63.2%、
セメント系瓦が15.0%、粘土瓦が13.4%、シングル材が5.6%、石粒付金属が2.9%でした。
金属屋根材が市場全体の7割弱占めています。
我々サンキハウスも金属屋根材をお勧めしています。
軽くて、新しいガルバリウム鋼板は改良され耐久性もアップした良い素材と思います。
住宅にとって金属屋根材は新しい素材ですが、工場などには昔から使われてきました。
折半(セッパン)と呼ばれているモノを見たことがあると思います。
こんなやつです↓
金属は熱伝導率が良いので、日中は高温になっても日没後は気温と同じ温度まですぐに下がります。
黄色の矢印の所に結露防止の為の断熱材が付いています。
住宅にはこの様なガルバリウム鋼板の屋根を葺きます。 鋼板に裏打ち断熱材はありません。
その為、日没後屋根材の表面温度が下がると裏側に汗(結露)をかきます。
それが毎日繰り返されるので、野地板(屋根の下地)に張るアスファルトルーフィングは
大変重要な役目を担っているのです。
弊社の住宅にはタジマのニューライナールーフを使っています。
普通のアスファルトルーフィングの3倍の耐久性があると言われています。
金属屋根材と言えどガルバリウム鋼板自体の耐久性は30年程(穴あき保証25年)なので、
屋根材交換時にアスファルトルーフィングも一緒に交換するという計画です。
裏面に結露をさせなければ、もっと長持ちするかも知れません。
その為に金属屋根材の裏側に防火断熱材が貼ってある製品もあります。
価格は通常の金属屋根材の1.2~1.3倍位にはなってしまいますが、お勧めです。
かくいう私も自邸ではこれを使いました。
左端はニチハの横暖ルーフαS、中央がアイジー工業のスーパーガルテクトです。
(上記の写真でknewのスマートメタルには断熱材がありませんので対象外です。)
ご希望があればこれらを使うことも可能です。☘️
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