2020年省エネ義務化頓挫のその後
消費税10%は計画通り実施されたのに、
2020年4月に予定されていた「住宅の省エネ義務化」が無くなった事は以前お伝えしました。
お隣の中国や韓国の家に比べて遥かに劣る住宅を建て続けている日本としては、
CO2削減の為、今にも先進国並みに住宅性能を引き上げなければならないはずですが、
各方面からの圧力で「住宅の省エネ義務化」は頓挫し、今に至っています。😩
しかし、それに代わるものとして「省エネ性能に関する説明を義務付ける」制度を
2021年の4月より開始する事が決まっています。
「省エネ説明義務化」は、はたして「省エネ義務化」よりトーンダウンしたのでしょうか?
こんな書籍も発売されています。
その概要が発表されました。
(1)2021年4月より、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正
(2)住宅については、簡易な「モデル住宅法」による届け出が加わる。
という事の様です。
具体的に何が変わるのかと言うと、
①家の省エネ性能度を建築士が建築主に説明する義務が生じる、
その説明に使用する省エネ数値を従来の方法より簡単な作業で求める「②モデル住宅法※」を新設するらしい。
※ モデル住宅法はUA値=0.6[W/(㎡・K)]以上が対象になる様です。
サンキハウスでは全戸に外皮性能(UA値)と一次エネルギー消費量計算を行っていますが、
ベテランが一日掛けても出来ないくらい大変な作業なんです。
それが簡単になるのはウェルカムですが、BELSなどの性能表示には使えないようです。
そうなると、今までの方法(外皮性能と一次エネルギー消費量計算)を継続するしかないですね。
簡単な方法で省エネ度を計算し、説明義務に使うと言う仕組みの様です。
「省エネ義務化」を止めて、「省エネ説明義務化」にした訳ですが、
作業にそれほど違いは無いし、制度を作り直さなくても良かったのではと思うのは私だけでしょうか?☘️
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