本物か偽物かそこが問題

今日は、先日お客様から頂いた質問に応えてみたいと思います。🤔

弊社は外壁に漆喰などの塗り壁を好んで使います。
理由は、材料が本物だからです。

本物の持つ魅力は、時間が経っても色あせず(質感という意味です。)
建物に品格を与えるからです。

 

外壁材と言えば窯業系のサイディングが一番ポピュラーです。
セメントと化学繊維を混ぜて作った板に、大型インクジェットプリンターで柄をつけて、
レンガ調や木目調などの模様と色を印刷した偽物です。

鋸で切った跡が付いている木材の板を模した柄ですが、非常に良くできています。

この様な「偽物」で飾った家は新しいときはそれなりに美しいですが、
20年の歳月が経ったときはどうなるのでしょう。

色が褪せ、塗り替えが必要になるとさらにひどい事になります。
てかてかしたペンキで、それも単色で塗り直す以外方法がないからです。

 

では本物の素材の場合はどうでしょう?

本物の木材は外部使いの場合、経年で色が変化する材料ですので、
これも好き嫌いがある外壁材です。

木の色合いが楽しめるのは、ほんの数年で、
5年も経つとほとんどグレー色になってしまいます。

そこで、本物の素材の外壁として残るものは、タイルか石やレンガか塗り壁という事になります。
(金属もありますが、どうも「トタン」というイメージがあり好きになれません。)

 

レンガの場合、濃い色が多く重い印象です。

こんな感じでしょうか。

ひと頃流行った輸入住宅に多く。存在を主張しすぎて好きになれません。

 

では、タイルと言う選択肢もありますが、
ハウスメーカーみたいになってしまいます。

残る本物素材の外壁は「塗り壁」と言うことになります。

 

漆喰は日本にも古くからある壁材料です。
お城が白いのは漆喰を塗っているからです。

内装に塗れば強アルカリのため、
カビ菌やウイルス菌を繁殖させないとも言われており、
外壁で使用すれば、その特性から白さを保つ材料となるため、
機能性建築材料として大変重宝するものです。

ですから、外壁には漆喰の塗り壁が一押しなのですが、
写真ですと、ただ真っ白なだけにしか見えません。

近くから見れば、鏝跡が柄になり趣があります。
仕上がったお家も美しいのでそこが一番気に入っている所です。☘️


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