塗り壁でコーキングを守る

10月になっても記録的な暑さが続いていると思ったら
あっという間に秋になってしまいました。

少し涼しさを感じると早くも冬のスキーが気になります。
今年は雪が降るのでしょうか?

☀️     ☀️     ☀️

家の外壁にはコーキングというものを使っている場合があります。

建てたばかりの家だとほとんど目立ちませんが、良く見るとうっすらと縦の線が見えます。
この線は、外壁の板の継ぎ目を埋めているコーキングという充填剤です。
継ぎ目から雨水等が侵入しないように防水の役割をしています。

ニチハさんのカタログより

新しいコーキング材は弾力性がありますが、年月とともに弾力性を失い、収縮して割れてきます。

築15年以上経った近隣の家です。
紫外線がほとんど当たらない日陰の場所ですがコーキングにヒビが入っています。


こちらは別のお宅ですが、築10年程度だったと思います。
良く日が当たる場所だからか、かなり劣化しています。

この状態になるとサイディングの裏側まで雨水が入ってきてしまうでしょう💦

コーキングが劣化している=すぐに家が水分で腐る! ではありません。
長期優良住宅仕様ならば外壁と家の躯体(木の部分)の間には通気層があり、直接建物には水は沁み込みません。
タイベックシートなど質の良い透湿防水シートを使っていれば、そこでも防水します。

そうは言っても劣化したコーキングを放置しておくと、家に良くないことが起きるのは想像しやすいことです。

一方、サンキハウスの家では塗り壁をお勧めしています。
下地がサイディングなので窓の周りなどにコーキングを使っていますが、
上から塗り壁材でコーキングがカバーされていて劣化を防いでいます👌
もちろん、内側の透湿防水シートもタイベックなので万が一の時も安心です。

 

15年耐候など長持ちするコーキング材もあるとはいえ、普段コーキングはあまり気にしないので劣化を見落としがちです。
知ったとしてもコーキングのやり直しにはそれなりの費用がかかるので先延ばしにしてしまうことも。
その間にも雨水が入り込み、もし躯体まで劣化してしまったら?
補修費用はコーキングのやり直し代の比ではありません😓

それならば、塗り壁仕様にしておけば長い目で見ての外壁メンテナンスに係る費用を押さえることができますね😄

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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター