新住協の性能シミュレーションQPEX3.51

住宅の性能を追求するオタク集団(笑)新住協の新しいQPEXを使ってみました。

QPEXとは、
15年にも及ぶ室蘭工業大学の鎌田研究室と新住協の英知と努力の結晶である住宅性能シミュレーションソフトです。

実は私、しばらくQPEXを使っていませんでした。
2013年にQPEX3.31を使ったのが最後、それから5年近くが経っています。

Q値からUA値に国の省エネ住宅の申請の仕組みが変わり、外皮計算や一次エネルギー計算にQPEXを使う必要がなかったためですが、
その間にバージョンが3.31→3.32→3.41→3.51と三度の更新をしておりました。

今回新バージョンの3.51では外皮計算(UA値)が出来るようになったばかりでなく、
国の一次エネルギー消費量計算に不可欠なWEBプログラムへの移行が可能になったそうです。

新住協会員には無償でこの新バージョンが送られてきます。そこで、久しぶりに使ってみました。

現在市販されている高性能サッシとペアやトリプルの窓ガラスは性能数値がプログラムに登録済みになっていて、
自分で調べて入力する建築研究所の外皮入力プログラムと比べるととても使いやすい。
慣れてしまえば2時間もかからず入力できる手軽さです。

また、数字の羅列でしかなかった計算結果がカラフルなチャートや表で印刷できるようになっていました。

すごいぞ!QPEX3.51

5年前にはなかったトリプルガラスの樹脂サッシや高性能な断熱材を色々組み合わせて試してみたら、
新たな発見があるに違いありません。 楽しみ、楽しみ。

早速打ち合わせ中のお客様でシミュレーションしてみましょう。

QPEX3.51による暖冷房エネルギーシミュレーション

これは!
ほとんど無暖房住宅です。

トリプルガラスの樹脂サッシと2×6の壁厚いっぱいに高性能GWを充填し、その外側にネオマフォーム40㎜厚を付加断熱で加えた外皮に、
基礎断熱+熱交換換気システム(熱交換率90%)を装備してみました。

この仕様の住宅、坪69万円台で建てられると思うので、どなたか試したい方ご連絡下さい。😁


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