小屋裏エアコンが難しいわけ

7月初めは連日の猛暑でしたが、今は一転連日の雨。本格的な梅雨となっています。
この為外気の高温多湿が、エアコンで冷やされた壁内で結露を起こす* 逆転結露
心配しなければなりません。
* 逆転結露は夏型結露とも呼びこちらに解説があります—> 【冬の結露と夏の結露

 

外気の湿度がそのまま壁内(断熱材の室内側)の湿度とイコールではありませんが、
外気の湿度の高まりが壁内にも(合板を通り抜けて)影響します。

室内の温度が25℃程度までであれば壁内(断熱材の室内側)の湿度は露点に届かず、
逆転結露を起こすことはありません。

しかし、小屋裏エアコンを設備した小屋裏の壁は違います。
下階に冷気を届けるため20℃程度の冷えた空気が充満するので、小屋裏の壁内は
かなり厳しい状態になります。

そのことを実証するため、聖一色モデルハウスでは今夏、実験を行っています。

小屋裏エアコンは難しい」と言われる所以はここにあります。

 

戻り梅雨が始まった7月12日以降外気の湿度上昇と共に、
小屋裏の壁内の湿度も上昇しました。

全館冷房のエアコン設定温度は25℃で、小屋裏エアコン付近は20℃~25℃を
上下していますが、その間3,4回露点に達(結露)しているのが分かります。

瞬間的とは言え、結露するのは好ましくありません。

これは何か対策が必要な状態です。
今年はこのまま実験を続けますが、来年には可変性透湿気密シートを張り、
逆転結露を解消するかを追跡調査する事にします。

 

サンキハウスの小屋裏エアコンは「適温多風」の密閉型方式です。
この言葉は【「家は、空調。」24時間全館冷房(除湿)by 一条工務店】ブログで
発見した言葉ですが、よく調べられていて参考にさせていただきました。

「適温多風」以外には「低温微風」があるとのことですが、「低温微風」はさらに
温度が低いので逆転結露はより深刻になります。☘️


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