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【YouTube】家づくりを考え始めた方へおすすめ
アメリカの住宅番組「The Build Show」
家づくりを考え始めると、間取りやデザイン、キッチンやお風呂の設備など、目に見える部分に意識が向きやすくなります。
もちろん、それらはとても大切です。けれど本当に長く快適に暮らせる家かどうかを左右するのは、完成すると見えなくなる「壁の中」や「屋根の中」、「窓まわりの納まり」や「断熱・気密・防水」の考え方だったりします。

そんな見えないけれど大切なところを、映像でとてもわかりやすく伝えてくれるのが、アメリカの YouTube チャンネル 「The Build Show」 です。
ホストは、テキサス州オースティンを拠点に活動するビルダーの Matt Risinger さん。建築科学や高性能住宅、施工の業界動向を発信する番組として紹介されています。
The Build Show は、完成した家を眺める番組ではありません
この番組の面白いところは、見た目のかっこよさだけではなく、
その家がどうやってつくられているか をしっかり見せてくれるところです。
たとえば、
- 断熱をどう入れているか
- 気密をどこで取っているか
- 外壁の防水をどう考えているか
- 窓まわりの納まりをどうしているか
- 壁や屋根がどう乾くように設計されているか
といった、日本の家づくりでも本当はとても大切なテーマがたくさん出てきます。
家は完成すると壁の中が見えなくなります。
だからこそ、その前に「どこを見ればいいのか」を知っておくことには、とても大きな意味があります。
「アメリカの話だから関係ない」とは言い切れません
海外の住宅番組というと、
「気候が違うから日本では参考にならないのでは」
と思われることがあります。
もちろん、そのまま同じように真似できるわけではありません。
法規も違いますし、流通している材料も違います。
ただ、アメリカの中にも、日本と共通点の多い地域はあります。
たとえばアトランタでは、1991–2020 年で年平均気温が約 17.6℃、年間降水量が約 1,281mmです。東京の平年値は年平均気温 15.8℃、年間降水量 1,598.2mmで、完全に同じではないものの、暑さ・湿気・雨を考えながら家をつくる地域という点では、十分に共通点があります。ジョージア州は州の防災機関もハリケーンリスクを明示しており、暴風雨への備えも現実的なテーマです。
つまり、アメリカの住宅実務を見ても、
それが必ずしも「乾燥地帯の特殊な話」ではない、ということです。
特にツーバイフォー住宅を考えている方には参考になります
The Build Show が日本の方にも参考になる理由のひとつは、
壁・床・屋根を“面”で考える木造住宅の実務 がたくさん出てくることです。
とくにツーバイフォー住宅を検討している方にとっては、
- 構造用面材の考え方
- 外装下地の考え方
- 防水と気密の取り方
- 窓の納まり
- テープやフラッシングの考え方
- 断熱と乾燥性のバランス
など、参考になる内容がとても多いと思います。
もちろん、日本とアメリカでは細かな納まりは違います。
でも、なぜそうしているのか を知るだけでも、家の見方は大きく変わります。
この番組を見ると、住宅会社への質問が変わります
こうした番組を見るいちばんの良さは、
住宅会社との打ち合わせで、質問の質が変わることだと思います。
たとえば「高気密高断熱です」と言われたときに、
- その気密層はどこにありますか
- 防水層と通気層はどうなっていますか
- 窓まわりの雨仕舞いはどうしていますか
- 壁の中に湿気が入ったとき、どちら側に乾く設計ですか
といったことを聞けるようになると、家づくりはぐっと深くなります。
見えない部分の話ができるようになること。
それは、後悔しない家づくりにとってとても大きいことです。
そのまま輸入するのではなく、考え方を学ぶ
私たちが The Build Show をおすすめしたい理由は、
「この工法をそのまま持ってくればいい」という話ではありません。
- なぜそこに防水層を置くのか
- なぜそこで気密を取るのか
- なぜその壁は乾きやすいのか
- なぜその納まりが耐久性につながるのか
そんな考え方の部分を学べることに価値があると思っています。
海外の事例を見ると、日本の家づくりを少し引いた目で見られるようになります。
すると、「当たり前だと思っていた納まり」や「いつものやり方」を見直すきっかけにもなります。
これから家づくりを始める方へ
家づくりでは、完成した写真や設備のスペックだけではわからないことがたくさんあります。
本当に大切なのは、見えなくなる前に、何をしている家なのか を知ることです。
The Build Show は、そうした部分を学ぶのにとても良い入り口だと思います。
英語の番組ではありますが、今は字幕や自動翻訳も使いやすくなっています。映像で実際の施工や納まりを見られるので、言葉が完璧にわからなくても得られるものは多いです。
デザインだけでなく、性能や耐久性にも納得して家を建てたい方は、ぜひ一度見てみてください。
きっと、家の見方が少し変わると思います。
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