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LCCM住宅の補助金がリニューアル
前回の記事「断熱等級7を反対する勢力」でお伝えした法案「建築物省エネ法」が
活動の甲斐あってか国会で審議になるようです。 良かった。😄
2050年のカーボンニュートラルに向けて、皮一つ繋がった感があります。
と言うのも、バックキャスティングで考えると毎年相当なスピードでCO2 削減の
取組みをして行かなければ、到達するのは到底無理だからです。
そこで注目するのが新年度の補助金です。
なぜなら、ここに国の姿勢が現われるからです。
昨年暮れに書いた記事「一瞬光明が差したが…、やっぱりダメかな」で取り上げた
LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅が整備推進事業として格上げされ、
大きな予算(予定200億円)が付く様です。
昨年盛り上がった河野太郎のタスクフォースからの提言が奏功して、
少しずつですが進み始めました。
LCCM住宅とは家の寿命までの間(建設~解体まで)その家によって排出されるCO2を、
エネルギー節約や太陽光発電により実質プラスマイナスゼロ以下にする家の事です。
イメージとしては、従来型の住宅・ZEH・LCCM住宅は下の図の様に考えます。
出典:八尾トーヨー住器株式会社HP
この様に従来型の住宅・ZEH・LCCM住宅共にメンテナンス時、CO2を排出するため、
ギザギザしたグラフになります。
・従来型の住宅は建設時のCO2排出は少なくても、居住している間もCO2を排出し続けます。
・ZEHは基本的にエネルギーゼロなので、居住中のCO2排出はゼロですが、
メンテナンス時のCO2が累積します。
・LCCM住宅は建設時のCO2排出は一番多くても、居住中にCO2排出はマイナスなので、
解体時にはトータルゼロ以下になります。
LCCM住宅では、
トータルのCO2 排出を解体時にゼロにする為、以下の4つの対策が必要です。
ZEHは居住時の消費エネルギーゼロを、LCCMは建設~解体、廃棄までの間CO2排出ゼロを意味し、
CO2排出に特化した、より厳しい規制です。
将来的にはZEHからLCCM住宅に移行することは確実なので、当社もLCCM住宅に対する取り組みを
始めて行きます。☘️
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