18℃をキープする家

YKK-APは窓サッシのメーカーですが、元々はファスナーのYKKがその母体です。

世界ではアルミを窓に使う国は少なく、中国や韓国でさえアルミの窓は減っているのですが、日本ではいまだにアルミサッシが主流です。
その訳は、アルミの溶解鋳造工場を持つメーカーが樹脂サッシも作っているため、なかなかアルミを止める事ができないのです。

しかし、ここ最近YKK-APは少し様子が変わってきました。
積極的に樹脂サッシの新製品を開発し、売り込むようになって来ました。

10年前から樹脂サッシを標準にしてきた我々にとっては「ようやく」って感じですが、
窓の結露が減って、アレルギー疾患やアトピーが減り子供の健康に良く、家の断熱化でヒートショックが減りご老人にも良い住宅が多くなるなら大賛成です。

 

そんなYKK-APさんが高断熱住宅と窓サッシの普及と題するセミナーを開催、それに誘われ話を聞いてきました。

講師の太田氏は一級建築士で近畿大学の岩前教授とのリサーチなど、高断熱住宅と健康との関係を研究されている方で、元i工務店に勤めていたそうです。
その太田氏によると、樹脂窓がきっかけに日本でも高断熱住宅ブームが来るとのこと。

我々としては願ったり叶ったりですが、
そのわけは樹脂サッシの普及率が17%を超えてきたからだそうです。

よく言われる「アーリーマジョリティー(流行に敏感な大衆)」への移行がちょうど今から。

窓のような地味な商品がその対象になるとは考えにくいですが、
欧州や北米では確かに窓の主役は樹脂サッシですからそれも在るのかな。

そして、その結果高断熱住宅もブームになるとの事でした。

i工務店が全国で高断熱住宅を建設しているので、周知も十分行われて来ていますし、
太田氏の言うこともあり得るかも。

 

ただし、UA値が0.33W/㎡Kとか、一次エネルギーがどうとか、では分かりにくいので、
例えば「18℃をキープする家」みたいな、一般の人にも分かりやすい性能表示が良いと言うのですが、

18℃キープする家は「ほぼ無暖房」になるのでハードルが高すぎる。
一体どれ位断熱を増やせば良いかと質問すると、太田氏でもいまだに回答は出ていないそうです。

けれども、そう難しくないので計算しましょうか?と営業されてしまいました。☘️


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