結露ですが、問題ありません

急激に寒くなってきた今日この頃ですが、風邪などひかないように
暖かくしてお過ごしください。

さて、10年ぶりくらいにあるOB様から質問をいただきました。
内容は朝、外に出て外壁を見ると結露が生じていて心配になったとの事。

朝露による結露ですが、ところどころ縦に筋状に表れていて、
何でかな?と言うご質問でした。

筋状の間隔は45㎝位なので、間柱の間隔と一致します。

考えられるのは、
間柱や2階床のある所は外壁材が木材に接近していて木材からの放射があり、
間柱や2階床のない(断熱材の入っている)所では温度差が大きいと考えられます。

その為、深夜の冷えこみで外壁材が冷えたところに、
朝方の湿った空気の流入と気温上昇で、冷えた外壁面に結露が現れました。

断熱材のある無しで温度差が生じ、結露が筋状に表れたものと考えられます。

 

チョット珍しい現象ですが、寒暖差の激しい季節に起こることがあります。

この季節は外に停めてある車も朝はビショビショになっていることがあり、
同様の現象が起こっていますよね。

 

温度差がなければ起きない現象なので、家の構造体には影響はありません。
なぜなら、外壁は二重の防水構造になっているため外壁の裏側が濡れても
構造体に水分は行きません。

また、構造体は室内からの熱伝導で結露するほど冷たくなりません。

 

結露は自然現象です。条件が整えば起こります。

原因は湿った空気と温度差。

上の写真、コップの内外の温度差が結露を生みます。

寒い冬の到来、家の中の暖かい湿った空気が窓ガラスで結露する季節です。

今回の外壁の結露は、外壁材より外気の方が暖かく湿っていたと言う事。
珍しい現象でしたね。☘️


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伊豆川達也
伊豆川達也宅地建物取引士