貫、半貫ってなに?

春スキーに行こうかな、と思っているのに5月並みの暖かさ。
雪も溶けちゃいそうです。
スキーはお終いにしてウインドサーフィンをした方がよさそうです。

暖かいので家のアーモンドも満開になりました。
今年は10粒くらいの実がなると良いなぁと思いながら花を目愛でています🌸

🌼     🌼     🌼

前回のブログでロシア産の建材を使っているかを調べた結果をお知らせいたしました。
室内ドアと合板フローリングが不明でしたが、両方ロシア産ではないという回答が来ました。

躯体に使う木材はロシア産は使っていないと書きましたが、
集成材の強さが140Eのものはロシア産だという訂正の連絡がありました。
間違った情報をお伝えしてしまい申し訳ありません。

ただ、制裁処置でロシア産の木材が輸入禁止になったので、
これから着工するお客様の家は結果的にロシア産は使わないことになります。
耐震の計算で140Eの集成材の指示あったら一つ上のランクの150Eを使います。

確実にロシア産だという赤松の野縁、貫、半貫。
よく使う材なので在庫しているのですが、なくなり次第杉や桧などに切り替えます。

ところでこの野縁、貫、半貫とは何なのでしょう?

野縁は細長い木の棒です。
サンキハウスが使うのは30㎜×45㎜のものですが、少しづつ縦横が違うサイズがあり施工会社によって違うようです。
サイズを取り揃えておくお店は面倒くさいでしょうね。

子供が振り回すのに程よい太さの棒ですがおもちゃではありません。
造作によく使われます。

梯子のようなものは野縁で引き戸の薄壁を作っているところです。

貫(ヌキ)や半貫(ハンヌキ)と言えば外壁です。
貫は90㎜×15㎜の平べったい板、半貫は半分の幅の板で、タイベックと書いてある透湿防水シートを押さえています。

2本目5本目の太いのが貫、間の少し細いのが半分の幅の半貫です。
サイディングなどの外壁材を太い貫のところで釘で打ち付けて留めていきます。

貫や半貫はタイベックシートを押さえる役目と外壁材を打ち付けるための役目がありますが
もう一つ、躯体と外壁の間に空気を通すという大切な役目もあります。

万が一外壁のコーキング材が劣化して雨水が内側に入り込んでしまっても
この通気部分で乾くので躯体を痛めることはありません。

躯体は貫・半貫だけでなく、湿度は通すけれど水は通さないというタイベックシートにも守られています。

ちなみ写真のグレーの外壁材はサイディングの一種ですが塗り壁の下地で、この上に漆喰などの塗り壁材を塗ります。
塗り壁の場合はサイディングとサイディングの間を塞ぐコーキングが無いので
躯体は3重に守られていることになりますね😄


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