一瞬光明が差したが…、やっぱりダメかな
2021年の最大のハイライトは、菅前首相と河野大臣のタスクフォースだった。
菅前首相の2050年カーボンニュートラル宣言を受け創設された行革タスクフォース。
安倍前々首相が突然止めてしまった「2020年の住宅省エネ義務化」で、COP26の
化石賞を貰った日本政府が起死回生の一矢を放ったとも言える痛快な出来事でした。
しかしご存じの通り、総裁選で河野大臣が岸田首相に敗れ、タスクフォースは解散、
国土交通省の官僚は胸を撫で下ろしたのでした。
新政権が住宅の省エネ化にどの程度の意識を持っているのか、未だ良く分かりません。
そこで、国土交通省のHPをチェックしてみました。 すると、
『国土交通グリーンチャレンジ』と言ったお題目が踊っていました。
まあ、色々書いてあります。
そこから、住宅に関する事を拾ってみると、
「住宅の更なる省エネ対策の強化」「LCCM住宅」「EV to Home」などのキーワードが
見つかりました。
ここから分かる事は、更なる省エネ補助金が来年度(2022年4月)に出て来ます。
それは「LCCM住宅」ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅です。
国立研究開発法人 建築研究所が2011年2月に建てたモデル住宅ですが、それが登場していました。
なんと10年前の物を引張り出してきて、これを主役に据えるとは、焼きが回っていますね。
興味のある方はこちらをどうぞ、—> 国立研究開発法人 建築研究所 LCCM住宅
一瞬、日本も欧米並みに住宅の基本性能(断熱化と気密化)が義務化され、最低室内温度や
全館暖房など、諸外国では義務化されている事が普通になるのかもと思ってしまいましたが、
どうやらまた、元に戻った様です。
これで更に5年は遅れると思います。☘️
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