エアコン1台で全館冷房
皆さんコメントしていますが、毎日異常な暑さですね。
東京では8月に入って熱中症が原因で亡くなった方が103名にもなると
ニュースで言っていました。
コロナウイルスよりもはるかに多い人数です。
原因はエアコンを点けず就寝し、室内が高温になってしまう為です。
今や日本の夏はエアコンなしでは暮らせないのが現実ですね。
🏄🏻♂️ 🏄🏻♂️ 🏄🏻♂️
小屋裏エアコンは弊社の全館空調システムの「夏」を担う全館冷房システムです。
「冬」を担う全館暖房システムには、床下に仕込んだ別の壁掛エアコンを使用します。
全館空調について
当社の全館空調は普通のエアコンを2台設置し、季節に応じてどちらか1台を運転して実現します。
冬の暖房の場合、暖かい空気は上昇する性質を利用して、床下に設置したエアコンから暖気を床下に放出。
床のガラリを通して家全体を暖房します。夏の冷房の場合、冷たい空気は落下する性質を利用し、2階ホールの天井付近か小屋裏部屋にエアコンを設置。
2階の各部屋と吹抜け(階段以外に吹抜けがあれば尚良い)を経由して家全体を冷房します。また、どちらの場合も全熱型の熱交換換気システムを同時に運転することで、湿度の調整も行います。
冬の
『エアコン1台で全館暖房』は今や「基礎断熱」+「床下エアコン」で
実現しています。 (吹抜けがあった方が暖気も回りやすいです。)
一方、夏の
『エアコン1台で全館冷房』は、先ずは「吹抜け」が必須です。
2階吹抜け上部にエアコンを設置して、各居室のドアを開けておくと、
1階は問題なく冷えますが、2階の居室は+2℃高いのが現状です。
冷たい空気は下に落ちて行くので、1階の各部屋はドアを開けておけば
冷気が回ります。 しかし、2階の居室はドアを開けておいても冷気が
行き渡りません。
現在世の中には幾つかの『エアコン1台で全館冷暖房』を謳っている
システムがあります。
(1)YUCACO (http://harimahouse.com/special/yucacosystem)
(2)マッハシステム (http://www.fh-a.jp/about/how/)
(3)三井ホームスマートブリーズワン(https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2019/191004.pdf)
各社に共通なのが、普通の壁掛けエアコンを使って全館冷房を実現する
と言うコンセプト。
それに、冷房用のエアコン部屋を小屋裏や2階に設けて、そこからファンと
ダクトで各部屋に空気を運ぶ仕組みになっています。
床下エアコンによる全館暖房の場合は、吹抜けがあればダクトで暖気を
送らなくても家中を同じ温度にできるのに、冷房の場合はダクトが必要
になる為、圧損を考慮しファンを増設したり、ダクトの清掃が欠かせません。
できればエアコンの送風力だけを使って各部屋へ空気を運べれば、
より単純なシステムになるのですが、それでは風力が足りません。
空気を十分に冷やせば下に落ちる力も強くなるので、小屋裏空間を上手に
利用して2階の各居室を均等に冷やせると考えられますが、あまり冷やすと
今度は結露の問題が出て来るので難しい所です。(解決策はあります。)
サンキハウスの「小屋裏エアコン」は小屋裏空間を利用して
ダクトを使用しないシステムを考案しました。
エアコンに吸わせるリターンの導入路を工夫する事で、ダクトに頼らない
配風を実現しました。☘️
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