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高基礎+基礎断熱のメリット5選|湿気・シロアリ・寒さに強い家を建てるには

基礎断熱+高基礎はなぜ優れている?

住宅の基礎は、建物全体の耐久性や快適性を左右する重要な要素です。特に「基礎断熱」と「高基礎」の組み合わせは、住まいの性能を飛躍的に向上させる仕様として注目されています。今回は、そのメリットについて解説します。

基礎断熱とは?

基礎断熱は、住宅の基礎部分に断熱材を設置し、床下空間を室内と同様の温熱環境に保つ工法です。冬場の冷気の侵入を防ぎ、室内の暖かさを維持するだけでなく、床下暖房システムとの相性も良く、省エネ効果も期待できます。


高基礎とは?

高基礎とは、通常よりも基礎の高さを上げる工法で、床下空間を広く確保することが特徴です。一般的な基礎の高さが30~50cm程度であるのに対し、高基礎は60cm以上、場合によっては1m以上の高さを持たせることもあります。この構造により、床下の通気性が向上し、湿気や害虫の侵入を防ぐ効果があります。

基礎断熱+高基礎のメリット

  1. 湿気・シロアリ対策
    高基礎にすることで、地面からの湿気の影響を受けにくくなります。基礎断熱により床下の温度差が少なくなり、結露の発生を抑制。これらの効果により、木材の腐食やシロアリ被害のリスクを低減できます。
  2. メンテナンス性の向上
    高基礎によって床下空間が広がるため、配管や電気配線の点検・修理が容易になります。将来的なリフォームや設備の更新時にも対応しやすく、長期的な住まいの維持管理がスムーズに行えます。
  3. 床下空間の有効活用
    高基礎によって生まれた広い床下空間は、収納スペースとして活用可能です。季節用品や防災備蓄品の保管場所として利用することで、居住空間をすっきりと保つことができます。
  4. 床下エアコンとの相性抜群
    基礎断熱と高基礎の組み合わせは、床下エアコンシステムとの相性が非常に良好です。広い床下空間を通じて暖気が家全体に行き渡り、均一で快適な室温を実現します。
  5. 構造的に安心・強い家になる
    高基礎にすることで、建物の床面が地面からしっかりと離れ、積雪や浸水といった自然環境の影響を受けにくくなります。
    さらに、基礎の立ち上がり部分が高くなることで、構造体としての剛性も増し、建物の強度向上にもつながります。

注意点と対策

  • 建築コストの増加:基礎の高さを上げることで、材料費や工事費が増加する可能性があります。
  • バリアフリーへの配慮:基礎が高くなると、玄関や室内への段差が大きくなります。スロープの設置や段差解消の工夫が求められます。
  • 外観デザインへの影響:基礎が高くなることで、建物全体のプロポーションが変わるため、デザイン面での調整が必要です。

これらの課題に対しては、設計段階での十分な検討と、専門家との相談が重要です。

まとめ

基礎断熱と高基礎の組み合わせは、住宅の快適性・耐久性・メンテナンス性を高める優れた工法です。特に、湿気対策や収納スペースの確保、床下エアコンの効率的な運用など、多くのメリットがあります。これからの家づくりにおいて、基礎部分の設計にも注目し、より良い住まいを実現していきましょう。☘️


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投稿者プロフィール

伊豆川達也
伊豆川達也宅地建物取引士