小屋裏エアコンの壁内湿度ご報告【マニアック】

遅ればせながら、2024年7月28日のブログ記事
今日の33℃、64%の空気は危険」で試した、
室内側に付加した断熱材の効果をお知らせします。

 

簡単にこの実験の主旨をご説明します。
(1)小屋裏壁内は気温33℃、相対湿度64%の外気
(湿度は簡単に壁内に侵入するので防ぎようはない。この外気の露点温度は25.3℃)
(2)室内の温度が25℃になるように冷房する
(3)小屋裏部屋の温度が20~23℃に達する
(4)室内側に断熱材を足して、壁面の温度を露点温度以上に上げたいがはたして

小屋裏壁内の1年間の温湿度グラフ

上記グラフから読み取れること
(1)30㎜のネオマを室内側に付加し、温度が3℃上昇
(2)設置後も3℃の上昇では壁内結露は解消せず
(3)壁内結露は10月初旬の最高気温30℃を下回った頃に解消
(4)断熱材の厚み70㎜で温度が5℃上昇する計算になるが非現実的

 

日本の夏が、今年の様に異常な高温・高湿度が常態化するなら、
壁内結露は普段の冷房で日常的に起こっているかも知れません。

タイベックスマートによる防湿・気密層

特に局所的な冷房をするなら、透湿性の在る壁で、
室内側に湿度を逃がす対策が必要でしょう。
(でもこれで室内の湿度は下がり辛くなる。
なぜか? 外気の湿度が常に室内に侵入するからです。)

 

湿度対策は冬より夏の方が難しくなって来ています。
夏の外気が気温33℃、相対湿度63%を超えると25℃が露点温度になるので、
冷房温度を控えめ(27℃位)に設定して戴くのが安全です。

しかし、27℃が涼しいのかと言うと、湿度が高いままだと涼しく感じられません。
これからは、湿度コントロールが大事なのかもしれませんね。☘️


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