複合フローリング vs カビ 続き
インテリアコーディネーター協会のイベントで🛕折り紙建築🛕というセミナーに参加しました。
紙に切り込みを入れたり折って建物が浮かび上がらせる、いわゆるポップアップカード作りです。
あまりディテールに凝ると作るのが超面倒くさくなってしまいます。
誰もが「これは〇〇ね」とわかる程度にデフォルメするのがこのペーパーアートのデザイナーの力量ですね。
今回はデザインはしないで作るだけですが、最後の一折で完成すると達成感を感じることができます😄
折り紙建築 書籍 で検索すると考案者の茶谷先生の本が何種類か売られていて型紙が付いています。
この夏休み、涼しい部屋で黙々と作業したり、ポップアップを自分でデザインするのも楽しそうです🏰
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6/28付のブログで複合フローリングとカビについて書きました。
複合フローリングの部屋=カビが多い部屋=小児湿疹の原因になる
というような理論付けに納得がいかなかったので、毎日新聞とフローリング会社に問い合わせたところお返事がきました。
まず毎日新聞さんより、論文の主旨は
「子供が育つ室内環境が小児湿疹の原因になる」という研究はされてきたが、
今回新しく「1才半までに発症した小児湿疹は妊娠中の母親が過ごした部屋の環境が影響している可能性がある」
という知見を示した論文が発表されたので記事にしました。
その上で「複合フローリングの部屋」=「カビが多い部屋」というのは単に聞き取り調査の結果であり
複合フローリングはカビが発生しやすいという意味ではありません。
しかし、カビだけでなく複合フローリングは接着剤や表面のコーティングから科学物質が放出され、
これらの化学物質が結露や水漏れで劣化するとアルコール類を発生させます。
このアルコール類も小児湿疹の発症に影響している可能性があります。
と言うことでした。
次に、複合フローリングの接着剤や表面コーティングから化学物質が放出されてアルコール類を発生さえる、と言う点については
弊社が標準仕様としているイクタさんより回答がきました。
接着剤に含まれているフタル酸エステルのDEHPが加水分解するとアルコールが発生することが海外の文献で発表されています。
しかし弊社(イクタさん)で使用している接着材メーカーではフタル酸エステルは使っていないとの回答得ました。
ということで、サンキハウスで使っている複合フローリングからは仮に水に濡れてもアルコール類は発生しません。
しかしながら結露などで多湿の環境であれはカビは発生します。
複合フローリングに限らず、無垢フローリングでも湿度、温度、酸素、栄養があればカビは発生するので
湿度コントロール(結露させないこと)が大切なことは言うまでもありません👌
では最後にカビの発生しやすい環境について考えてみます🧐
文部科学省の図書館/博物館カビ対策マニュアル※には「カビは温度25度、湿度が70%になると発生し始め、75%だと急速に増える」と書いていあります。
冷房されている部屋ならば室温25℃であっても湿度60%程度なのでカビは発生しません。
注意しないといけないのは、25℃でエアコンを動かしていても家中の空気がまんべんなく25℃湿度60%になるとは限りません。
例えばエアコンの風が届きにくい収納の中は湿度が70%になっていることもあり得るのです。
これではカビが生えてしまうかもしれません。
実際に、上記の文部科学省のマニュアルにも空調していても通路と書架、書架の上の方と下の方では湿度が違い、
一番条件の悪い所では湿度70%を超えてカビが生えてしまったと述べています。
🔶外からの湿度を入れない、高気密高断熱の家にする
🔶全館空調で家の中に温度差/湿度差を作らない
🔶全熱型の第一種熱交換換気システムで家中の空気をまんべんなく動かす
こういうことに気を付けてカビ対策をしましょう。
文部科学省カビ対策マニュアル実践編https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/003.htm
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