2077年の住宅
日本の住宅はほぼ30年で建て替えると言われています。欧米に比べ、半分の耐用年数しかありません。
そのためか、毎年大量の新築が建ちます。
一方で日本に820万戸あると言われる「空き家」も深刻な問題になっています。
このペースで進むと2033年には3棟に1棟は空き家になると言われています。
再販売の難しい狭小敷地に建てる建売住宅が30年後には大量の空き家を生む原因になる。
今までの大量消費社会では住宅も30年で消費する消費財だったのです。
これではいつまでたってもきれいな街並みは出来るはずもなく、中古の住宅の価値も上がりません、
ここで「60年使える家」考えてみましょう。
60年保つ家を今建てると、2077年までその家が存在するのですが、想像してみましょう。
2077年、22世紀まであと23年。
空飛ぶ車はまだない(笑)でしょうが、車は自動運転が当たり前で、タクシーは無人車。
時計や眼鏡型端末で配車がスケジュールされて、車を所有する人はほとんどいないでしょう。
だから駐車場は必要なく家には前庭とアプローチが備わり景観も良くなっていると思います。
太陽光発電を備えたゼロエネ住宅が当たり前になっているので、家で消費するエネルギーは全て自家発電されて、CO2の発生もありません。
電力会社との契約のないオフグリッドの家も沢山存在していると思います。
その為には、家の高気密・高断熱化はますます進み、窓ガラスは4重や真空ガラスになり。
暑さや寒さとは無縁の住環境になっているはずです。
この様な時代になっている60年後にも使える家を今建てるとしたら、どんな性能スペックが必要なのでしょうか?
想像するのは難しいですが、少なくても、今国が進めている以下のお墨付き(制度)はクリアした家にしておくべきではないですか。
それは、
(1)長期優良住宅
(2)耐震等級3(品確法)
(3)ゼロエネ(ZEH)住宅
あとは、前回も書いたように、窓を交換できる仕組みにしておくこと。
これが重要です。☘️
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