なかなか伝わらない性能の話(基礎1)
今日は地元の市会議員選挙の日、朝一番で投票を済ませて来ました。
国政選挙や都議会選挙ほど争点となるような報道も騒ぎもないので、
どなたに投票すれば良いのか決める明確な指標がありません。
こうなると、年齢の近さや住所に近い候補者などが選択の根拠になるのも仕方ないかも。
選挙カーでの遊説では議員としての資質や思想などは一切伺い知ることができないどころか、
騒音をまき散らす候補者名の連呼にはほとほとうんざり。
何十年も前から変わらないこの選挙活動、
何とかならないのでしょうか? ようやく道路が静かになって良かった。
住宅の統計資料によると、現代の基礎は7割近くがベタ基礎になっている様です。
昔の布基礎と違い、水平方向にも鉄筋を配した耐圧盤コンクリートでお椀型に打つ基礎構造がベタ基礎です。
鉄筋で組んだ網状の骨格にコンクリートを流し込むため、収縮にも引張りにも強い基礎になります。
しかし、その際の鉄筋がバランス良くコンクリートに包まれていないと、鉄筋が錆びて長持ちしません。
その為、「かぶり厚さ」という鉄筋周りのコンクリートの厚さが決められています。
この様に極端に多くの鉄筋を配しても、長い間には鉄筋の腐食が進むため、逆に安全でない事が考えられます。
上部の構造体をしっかりと受け止め、鉄筋を腐食から守りながら永く健全な状態で力を地面に伝えるのが基礎の役目。
その為には、構造計算により求められた耐震等級3を確保したベタ基礎が最適と思います。
当社は日本ツーバイフォー協会が制作監修した計算ソフト「らくわく」を使い、耐震等級3の基礎を標準仕様としています。
耐震等級3の取得に外部の設計会社でなく社内で行う事のメリットは、プラン設計と基礎設計を同時に検討できる事です。
間取りを変更するたびに基礎の形が変わり、鉄筋やコンクリートの配置も変わります。
その為、外部の設計会社では行えない即時に最適なプラン設計が可能になりました。☘️
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