耐震的余力から得られる効果は?
10月になっても真夏日が続く異常な暑さ😵💫が続いていて、冷房はまだまだ止められません。
地球沸騰化と言われるほど、年々暑くなっていますので、
住宅は「シェルター」として人の命と健康を守る防具である必要があります。
2×4工法は1974年、正式に日本の第2のオープン工法として受け入れられ、
約50年の蓄積があります。そして、その間に幾つもの地震に遭遇しました。
前回、前々回と2×4工法が持つ耐震的な余力について考察しましたが、
「耐震的な余力」は、結果として日本の大震災に対してどうだったのか?
これについて2×4協会の資料を見てみましょう。
2×4協会に所属している会社の実績となりますが、28年前の阪神淡路大震災と
12年前の東日本大震災での被害状況の表を見て下さい。
津波による被害は除き、揺れによる被害のみを確認すると、共に全壊なし。
半壊でも、東日本大震災で2件と大変少ない被害であったと言えます。
余力として数値に表れない強さがある2×4工法住宅ですが、
なぜその様な余力が存在するのか?
余力は他にもあります。
2×6住宅の柱は2×4住宅の柱よりも1.5倍の太さがありますが、建築基準法では
2×6住宅も2×4工法として耐震計算をします。 これも余力になっています。
(2×4工法の建築基準法では、2×4住宅も2×6住宅も2×4柱の強度を使って計算している)
更に強い2×6住宅ですが、これを正当に評価しないのは国産工法への忖度なのでしょうか?
日本の忖度文化はそろそろ止めにしませんか。☘️
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