社長の断熱気密目視検査
高気密住宅を造り始めて15年ほどになります。
北海道に学べと、北海道発祥の住宅専門技術集団である新住協に加盟し、
札幌、十勝、盛岡、仙台などの工務店の施工現場を訪れ実地研修や講義
など数多く経験しました。
関東以南で特に珍しい工事として、気密施工があります。
気密施工とは、室内と室外の空気の移動がない様に、隙間を防ぐ工事
ですが、室内側に気密シートを張る方法や室外側の外壁下地でテープ
処理する方法など、幾つかの方法があります。
弊社では基本的に室内側に気密シートを張る方法を使用していますが、
一部外壁下地側でのテープ処理も併用しています。
高気密住宅を造り始めた15年前は、完成した住宅の気密性能を保障する
事が怖くて、工事の途中(石膏ボードを張る前)に一度気密検査を実施
していました。
当時はどこに隙間が生じるのかが解らず、直せる段階で一度検査を行わな
ければなりませんでした。
ある意味、手探りで穴を探す事を行っていました。 しかし、
今では途中、一度目視検査をするだけで隙間の見つけることが出来ます。
社長の仕事として、必ず各現場の断熱材の充填と気密シートが施工された
後(石膏ボードを張る前)に現場に訪れ施工状況を確認します。
これが「社長の断熱気密目視検査」です。
かなり前のブログにも書いておりますが、この状態を目視しただけで概ね
その家のC値が解ります。
施工技術は確立していますので、C値のバラつきは主に間取りによるものです。
凹凸の少ない家ならば、0.1に近い数値もでますが、凹凸の多い家ですと
0.5近辺まで悪くなることもあります。
時折、工事途中で気密検査を行う事がありますが、それは新規のお客様に
その様子をご覧戴くためのデモンストレーションです。
今では気密処理技術、気密検査技術が確立しておりますので、途中で気密測定
をすることはございません。☘️
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