耐震シミュレーション『wallstat』 for 2×4

地震に耐えることは誰しも望む住宅の基本性能だと思います。
現在行っている品確法の耐震等級3の取得は当然だと思いますが、
その取得だけで充分だとも言い切れません。

計算の根拠になるものは、許容応力度計算や壁量計算+仕様規定など
各部位の変形をその許容量以下となるまで強くし、変形を無くす事で、
家の安全を証明するものです。

しかし、実際の地震では時系列に変形が起こり、一つの変形や破壊が
他の部位に、通常なら掛からない力を掛け、連鎖的な破壊が起こる事は
先の構造計算では考慮していません。

実際の破壊は小さな破壊が他の大きな破壊に繋がる連鎖反応であり、
時系列での変形や破壊を次々と計算するアルゴリズムが必要です。

 

京都大学の生存圏研究所の中川貴文準教授が東大の学生だった時から
開発を始めた「wallstat」と言う軸組木造の耐震シミュレーションが
あります。

軸組木造用として開発しましたが、2019年に弊社でも使用している
2×4住宅設計計算ソフト「らくわく」にオプションとして実装されて、
最近弊社でも使うことが出来る様になりました。

長年の改良から、実大振動実験台での倒壊映像とwallstatのシミュレーションが
酷似してきたとの情報もあり、バーチャルモデルではありますが根拠も信憑性も
充分あると感じております。

構造設計の際にこのシミュレーションも合わせて行い、設計方針の根拠に加えて
行こうと考えています。☘️


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