本場の2x4の基礎は?
ツーバイフォー(2x4)工法の家を建て始めて20年以上が経ち
益々、この工法の可能性を感じています。
もともと北米で発達した木造工法ですが、今や全世界で年に
数千万棟の規模で建設され、日々技術革新が行われている工法は
他にありません。
日本には日本固有の在来木造工法がありますが、年に40万棟ほど
の規模なので、推して知るべしですね。😉
日本で2x4工法の家の基礎を造っている現場を見る時、その作り方が
在来工法の基礎によく似ています。
四角い区画に区切られていて、一つの区画が最大でも4550㎜×3640㎜
以内になる様に細かい升目になっている姿です。
細かく区切った方が一見強そうに見えるため、多くはこの在来工法の
基礎と同じ姿になっているのではないでしょうか。
北米の2x4工法の家は細かく区切った基礎を作る事はありません。
なぜなら、多くの家がベースメント(地階)を持っているので、
大きく区切った基礎の立上りしかないためです。
この様に基礎の立上りは1階の床を支える為に必要な所だけになります。
では、
基礎の立上りがない分、地震の時に強さを発揮するには何が必要でしょうか?
それは耐圧版(スラブ)です。
ベタ基礎の床コンクリート部分のことです。
当社の基礎の出来上がりは
この様にあまり基礎の立上りがありません。でも耐震等級3を取っています。
耐圧版(スラブ)の中はどの様になっているかと言うと
この様に鉄筋をアバラ状に組んだ地中梁があったりします。
許容応力度計算によるベタ基礎の検討をしていますので、
自由にベタ基礎の形状と耐震強度を決める事ができます。
床下エアコンを装備するなら、基礎の立上りが少ない方が
暖気を家の隅々まで送り易いので、基礎の形に拘っています。
いかがですか。☘️
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