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断熱等級はもう古い? ― BEIで語る「これからの高性能住宅」とは ―
「断熱等級6が標準です」
「断熱等級7まで対応しています」
ここ数年、住宅の性能説明は
“断熱等級”が主役になってきました。
もちろん、断熱性能はとても重要です。
しかし最近、こんな違和感を覚える方も増えています。
断熱等級は高いのに、
本当に省エネで快適なのかは、よく分からない。
その違和感の正体こそが、
BEI(一次エネルギー消費量指標)です。
(BEIとはBuilding Energy-efficiency Index)
断熱等級は「ゴール」ではなく「前提条件」
まずは大切なことから整理します。
断熱等性能等級は、
- 壁・屋根・床・窓など
- 建物の外皮性能だけを評価する指標です。
つまり断熱等級は、
「良い家のスタートライン」であって、
それだけで高性能住宅が完成するわけではありません。
言い換えるなら、
- 断熱等級=家の「体力」
- 住み心地・省エネ性=体力をどう使うか
この後者を評価するのが、BEIです。
BEIとは「暮らし方」まで含めた性能指標
BEIは、次のような要素をすべて合算して評価します。
- 冷暖房
- 給湯
- 換気
- 照明
- 設備効率
- 日射遮蔽(夏)・日射取得(冬)
つまりBEIは、
👉 その家で、どれだけエネルギーを使わずに暮らせるか
を示す指標です。
断熱等級が「構造の性能」だとすれば、
BEIは設計・設備・運用まで含めた“総合点”なのです。
なぜ「断熱等級だけ」では足りないのか
極端な例を挙げてみます。
断熱等級7なのに、
- 窓配置が非効率
- 日射取得を活かせていない
- 換気で熱を捨て続けている
- 空調は各部屋1台
この場合、
断熱性能は最高クラスでも、BEIは伸びません。
逆に、
- 断熱等級6
- 日射・換気・空調計画が整理されている
こうした家のほうが、
BEIが良く、実際の光熱費も低い
というケースも珍しくありません。
「断熱等級はもう古い」の本当の意味
ここで、タイトルの真意です。
断熱等級が古いのではありません。
古いのは、
断熱等級だけで「高性能住宅」と言ってしまう考え方です。
これからの高性能住宅は、
- 断熱等級はいくつか
- その断熱性能を、どう活かしているか
- 結果としてBEIはいくつか
この3点セットで語られるべきです。
BEIで語る高性能住宅とは
BEIを軸に考えると、
本当に高性能な住宅の姿が見えてきます。
- 無理に設備を盛らなくても省エネ
- 室温が安定し、空調が穏やか
- 光熱費が読みやすい
- 設備更新後も性能が崩れにくい
つまり、
👉 「数値がきれいな家」ではなく
👉 「暮らしが合理的な家」
これが、BEIで語る高性能住宅です。
これから家を建てる人へのメッセージ
これからは、ぜひ住宅会社にこう聞いてみてください。
- 断熱等級はいくつですか?
- BEIはいくつですか?
- そのBEIは、何によって達成していますか?
この質問に、
順序立てて説明できる会社こそが、
本当の意味で「高性能住宅」を理解している会社です。

サンキハウス「LaCoupe(ラ・クープ)」の場合のメッセージ
① 断熱等級は「6」——家の土台をしっかり整える
LaCoupeは、断熱等性能等級6を基本に設計しています。断熱等級は「家そのもの(外皮)」の性能。ここが整うことで、室温が安定し、冷暖房が穏やかに効く住まいになります。
② BEIは「0.61」——省エネを“結果”で示す
BEIは、冷暖房・給湯・換気・照明などを含めた暮らし全体の省エネ性能を表す指標です。LaCoupeは BEI 0.61。断熱だけでなく、住まいとしての省エネ性を数値で確認できます。
③ どう達成しているか——「換気」と「日射遮蔽」
LaCoupeのBEI 0.61は、第1種熱交換換気システム「澄家」で換気ロスを抑えつつ、遮熱Low-Eのペアサッシで夏の日射を遮って冷房負荷を下げることで達成しています。
(証明)BELSで第三者評価を取得
LaCoupeは第三者評価のBELSを取得しており、断熱等級やBEIの数値は評価書で確認できます。本記事では、その該当箇所を画像で添付します。

まとめ
- 断熱等級は重要だが、それだけでは不十分
- BEIは、暮らし全体を評価する指標
- これからの高性能住宅は「断熱+BEI」で語られる
- 数字よりも、「なぜその数字になるか」が大切
断熱等級は、もうゴールではありません。
BEIという“結果”で語れる家づくりが、
これからの高性能住宅のスタンダードになっていきます。
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- 宅地建物取引士












