和室とお年寄りの事情

お盆休みを台風が直撃。

アウトドア派だと、自分の休み、好天気が重ならないとどうにもならないので
楽しめる日数は以外と少ないもの。
久しぶりの長いお休み中は海三昧と思っていましたがそれどころでは無さそうです。

そして、くれぐれも海や川の様子を見に行くのはやめましょう。

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30代のお客様とプランニングのお話をしている時に、
「年を取った時には1階だけで過ごしたい」と聞きます。

そうできたら理想的ですが、実際のお年寄り事情どうなのでしょう?
82才になる母に、戸建てに住む母の姉妹やお友達の状況を聞いてみました。

1️⃣Aさん 夫87才、妻80才の2人暮らし
1階 リビング、ダイニング、キッチン、和室、お風呂
2階 主寝室、子供部屋×2
リビング、和室、主寝室が南向で日当たり良。

夫は2階の子供部屋の一つを書斎にして、日中ほぼそこで過ごしている。
食事などのために一日5-6回、1階に降りてくる。
妻は1階のリビングに居る。

1階の和室は8畳あるから寝室にもなるのですけれどね?
陽当たりも良いのに全然使っていないとか🤔

2️⃣ Bさん 夫90才 妻85才の2人暮らし
1階 リビング、ダイニングキッチン、和室、お風呂
2階 主寝室、子供部屋×2
リビング、ダイニングキッチン、主寝室は南向で日当たり良。

夫は日中ほとんどリビングで過ごす。
妻は通常、ダイニングキッチンで過ごす。

1階の和室は8畳あるのに、一時期夫の体調が悪い時期のみ利用。
元気になったら寝室は2階に戻した🤔

3️⃣Cさん 夫?才、妻85才の2人暮らし
1階 寝室、子供部屋2部屋
2階 LDK
LDKは南向き

建てたころは周りに何も無かったけれど30~40年の間に周りを他の家に囲まれてしまった。
2階のリビングは今でも陽当たりが良く、「2階リビングにしておいて本当に良かったわ~」

たった3例だけですが、面白いな、と思ったのは
★慣れた環境を変えることは難しい
1階で寝ることもできるのに、今でも寝るために2階に昇っている。

★夫と妻は、日中別々のスペースが必要
テレビの音が大きいとか、長電話したいとかいろいろあるようです。

★陽当たりは、やはり重要
明るさvs階段の大変さでは、明るさの勝ち

80代、90代でも元気で自宅で過ごしているのであれば
階段の上り下りはそれほど重要なポイントでは無さそうです。
別のⅮさん宅にはホームエレベーターまでありますが、
待つ時間が長いので結局階段を使ってしまうそうです。

ほんの数例でしたが、元気なお年寄りが多くて何よりです😄😄

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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター