オーダーメイド家具のあれこれ
昨日中山が書いていましたが、弊社の女性インテリアコーディネーター(以下ICと呼ぶ)
は、日夜お客様のご要望にお応えすべく奮闘しております。
中でも造作家具と呼ばれる、オーダーメイドの家具や収納は、設置場所に合わせて
また、収納する物のサイズに合わせて自由に作られるため、図面を起こし、制作の
方法も選びながら提案しております。
大きく分けると、家具のプロである家具職人(工房)に依頼する方法と現場で大工さん
が作る方法に分かれます。
家具のプロが作る場合は、図面の寸法通りに工房で制作して、現場の内装工事終了後に
搬入・設置を行います。
大工さんが作る場合は、床材やドアを施工するのと同時に家具も現場で材料の加工・組立
を行います。
一例として双方の写真をご覧ください。
家具のプロが作ったものは家の凹凸に合わせて角度が特注のテレビ台ですが、
サイズは幅1.2m位の比較的小さなものです。
家具の脚や表面の処理は、家具店で販売されているものと同じ様に均一で、
ツルっとした綺麗な仕上がりです。
一方、大工さんが作った物はちょっと無骨です。
大柄で頑丈そうですし、材料も無垢の板材を使って作っていますので、重く
動かせる物ではないので、壁いっぱいに作り付けています。
お客さまのご指定で作り分けるのですが、仕上がりの状態(ツル or 無骨?)
で選択されるよりも、多くはお値段で選ばれる場合が多いです。
正直に言いますと、家具のプロが作ったテレビ台(上記写真)と大工さんの作った
造作家具(上記写真)が同じ金額だったりします。(大工作の方が3倍位大きいですが)
プロの家具職人(工房)が作る家具は、弊社にとってもリスクが少ないので
ある意味、簡単な仕事です。 なぜなら、不具合があっても家具工房の責任
で修理や取替えを行って戴けますし、搬入の際の建物へのダメージも工房の
責任で復旧して戴けるからです。
しかし、大工さんの作る造作家具は全て弊社のICと監督の責任で不具合を解決
しなければなりません。
大工さんの腕にも左右されますし、現場で加工し組み立てる為、周辺への配慮も
大変です。
その為、時にはお客様のご満足頂けない部分があったり、予想もしない影響が
他の部分に起こってしまったりと、リスクが伴います。
それでもこの方法を選ぶのは、お客様がご予算内で最大の満足をして頂く為であり、
アイデアを出し実践するのが小さな工務店の存在価値だからです。
そして何よりも、
お客様が喜ばれる瞬間に立ち合えることが自分の仕事の充実感に繋がるからです。☘️
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3/6(sat)3/7(sun) 『パイン材をふんだんに使った欧風デザインのお家』完成見学会
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