快適湿度を保つための4ヶ条【マニアック】
小屋裏エアコン冷房が上手く実現できたので、次なる課題は『湿度管理』です。
大型で高価な設備(ダイキンの「デシカ」)を使えば温度を下げずに除湿が可能ですが、
機械は必ず壊れるもの。
壊れた時の既存設備の撤去と買い替えに300万円超を考えると現実的ではありません。
普通の壁掛けエアコン1台〜2台で全館冷暖房を実現したように、既存の設備だけで
『快適湿度を保つ家』を考えてみます。
素人なのにプロより住宅技術に詳しい「さとるパパの住宅論」さんの記事でも
エアコン冷房を上手に使って除湿するのが効果的との事。
目標は、室温27℃で相対湿度50%です。
絶対湿度では12.9g/㎥になります。
これを実現するのはかなり難しい。
室温23.8℃で相対湿度60%が同じ絶対湿度で12.9g/㎥になりますが、
これでは室温が低くなりすぎ。 寒すぎて冬の布団が必要になります。
また、
夏型(逆転)結露の心配も出て来るので室温はそこまで下げたくありません。
直ぐに解答は出ないのですが、必要な点はわかっています。
(1)気密性能(0.2cm/㎡程度)
(2)高効率な全熱型第一種熱交換換気システム(湿度回収率が80%)
(3)70%の出力で連続冷房運転するに必要十分なエアコン
(4)透湿しない壁(外気から室内への)構造
難しさの基本はここにあります。
(4)の透湿しない壁(外気から室内への)構造は夏型(逆転)結露への対策に
透湿性のある気密シート(Tyvek Smartなど)が使えない事を意味しています。
その点で今行っている実験が役に立つ事でしょう。
(3)の70%の出力で連続冷房運転するに必要十分なエアコンも選定が難しい。
大は小を兼ねないので、住宅プランに応じた必要冷房能力を計算してジャストサイズの
エアコンを選択しなければなりません。
最後は(2)の更なる高効率な全熱型第一種熱交換換気システムの出現ですが、
今は湿度回収率が60%程度の為、もう少し効率の良い全熱交換が待望されます。
前回のブログでも触れたように、窓開け換気は厳禁ですので、
お風呂の換気だけでなくキッチンの換気設備も循環型にする必要があるかもです。☘️
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