今こそ中古住宅

国はしばらく前から中古住宅の流通を進めようといろいろな対策をしています。
でも、いざ中古住宅を買おうとすると、住宅の状態が良いのか悪いのか判断が難しく、
買うのをためらう場合もあるでしょう。

そこで建築士が中古住宅の状態を統一ルールで評価するために
「既存住宅状況調査技術者」という制度ができ、私も試験を受けることになりました。

試験の前に合格率を調べたら(どこで何を見たのか)「30%前後」😱❗️
焦った私は休日返上でまじめに勉強して試験日を迎えました。

当日になって試験中にテキストを見ても良いことがわかりました😧❗️
事前講習で赤線を引くように言われたところが問題に出て無事合格。

ちなみに私が受けた回の合格率は84%。私は事前に何を見たのでしょう❓

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日本の物価は30年前から上がっていないといわれていますが、
住宅の価格はどうなのか過去と現在で比べてみます。

30年前ではないですが2004年のA様邸
ウッドショック前2020年のB様邸、
ウッドショック後2022年C様邸。
いずれも35坪前後の大きさで、ざっくりと傾向を見てみましょう。

個人により金額差が大きい項目が含まれていると比較しにくいので
条件が同じになるようにします。

地盤改良費、浄化槽設置費、太陽光発電システム、造作家具は除外します。
水回り設備は標準仕様にします。
2004年頃は無かった耐震等級3認定、BELS、床下エアコン、
1種熱交換換気システム、塗り壁の外壁も含まないことにします。

これで建築費の条件はだいたい同じになりました。
実際の建築費用ではないので「比較用建築費」ということにします。

結果は2004年の比較用建築費を100とすると、2020年では114、
ウッドショック後は128になってしまいました。

もう少し詳しく、何が値上がりしたのかと言えば木造の構造と基礎です。
値上がりが激しいので、比較用建築費の37.9%を占めるまでになっています。

そこで今こそ注目したいのが中古住宅です‼️
中古住宅の躯体と基礎を利用するのです。

日本の家はだいたい30年くらいすると価値が無くなることになっています。
すなわち、中古住宅でも30~40年たった家はほぼ土地代だけで買うことができます。
¥0で手に入れた中古住宅を基礎と構造の段階まで戻して再利用するのです。

先ほど新築では基礎と構造で37.9%と書きましたが、
解体費用と痛んだ部分の補修費用はかかります。
それでもこの部分を再利用できれば20%くらいはセーブすることができるはずです。

金額でいうと300万円-400万円は安く済むという計算になります。
これは大きな金額ですね。

おりしも少子化で家が余っている時代、
お祖母様の家が空いている、などというお話があれば
積極的に検討してみてはいかがでしょうか😄

「既存住宅状況調査技術者」が再利用できるかどうか、インスペクションいたします。

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