監獄がホテルに

12月の声を聴くとそろそろ気になるスキー場情報⛷
毎日通勤途中で富士山を見ながら

今日は山に雪が降っているね👍
あーあ、溶けちゃったね👎
と、一喜一憂しております。

そろそろあちこちのスキー場もオープンし始めていますが
まだまだ人工的に降らせたところだけが白いゲレンデ。
今年も暖冬なのでしょうか🤔🤔

🐇     🐇     🐇

今週水曜日にインテリアコーディネーター協会で顧問の先生(常葉大学、土屋和夫先生)による
講演会があったのですが、なかなか面白かったのでご紹介。

先生のご専門は建築の歴史とデザインですが、講演会は少しはずれて
古い大きな建物のリノベーションとコンバージョンについて。

今回の古い大きな建物というのは明治時代に建てられたレンガ造りの建物です。
国を挙げて西洋文化を取り入れようとしていた頃、
威信をかけて建てた西洋建築はディテールに凝り、趣があります。

残念ながら年月がたっているだけに莫大な補修費用がかかる、
現代の耐震基準が満たせない、などの理由で壊されてしまったものもたくさんあります。
時間をかけることでしか得られない造形美がそのような理由で壊されることが残念です。

そんな中でも残って利用されつづけている建物の代表例が東京駅の駅舎でしょうか。
2012年にリニューアルされて以来、駅そのものを見に来る人が大幅に増え
歴史的建物に興味を持つ人もたくさんいることがわかります。


復原前 JIJI.com様(https://www.jiji.com/jc/d4?p=tsr421-jlp10732283&d=d4_rail)より

復原後  鹿島様(https://www.kajima.co.jp/tech/tokyo_station/index-j.html)より

左右の塔の屋根がドームに戻りました。

ちなみに、建築時の設計図等があり忠実に再現できるのは「復原」、
詳細がわからないところがある場合は「復元」になるのだそう。
東京駅は「復原」です。

もう一つ、面白そうなのが奈良監獄のコンバージョンプロジェクト。

明治41年に建てられた監獄です。
「監獄」のイメージとはかけ離れた優美な建物だそうです。
2016年までは現役の少年刑務所でした。


旧奈良監獄HP(http://former-nara-prison.com/)より

ここがなんと、星野リゾートが手掛けるホテルになるそうです😲
2021年オープンだそうです。
「監獄ホテル」なんてそれだけでも興味がわきますが、
その上にこの建物、ぜひ行ってみたいですね。

日本各地にコンバージョンされて愛されている建物があるようです。
前が何だったのかわからなくても明治の雰囲気だけでも楽しめそうですが
わかったらもっと面白いですね😄😄

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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター