研究を重ねて…Sanki Style ができるまでのヒストリー
アメリカでの生活
30年以上前になりますがアメリカの中西部に4年間ほど居たことがあります。
学生という身分でしたが、古い一軒屋に地元の学生と部屋をシェアして住んでおりました。
時折、大家さんがその古い家(当時すでに築100年ほどと言っていました。)を修理する姿を見かけました。
近くのホームセンターではシャワールームやキッチンなどの大きな設備が壁に掛けられて売られており、住宅に手を加えながら長く使う習慣が日本のそれとは違い、見慣れない光景でした。
「日本の家は、30年程度で建て替えられている。なぜ長く暮らせないのか?」と、疑問に感じていました。
私が暮らしていたアメリカの中西部は夏40℃、冬は-10℃以下にもなる過酷な地です。
しかし、冬の室温はTシャツで居られるほど暖かかったことを覚えています。
窓の外は氷点下、でも窓ガラスが結露でビショビショという記憶はありません。
部屋は多少乾燥ぎみで、のどが渇きがちでしたが、カビが発生することがなく、とても快適でした。
一方、当時の日本の家では、冬は、暖房をつけないと、外気近くまで室温が下がり、結露もひどく、カビも生えやすい。
「長く暮らせるか、暮らせないかは、この違いに理由があるのでは?」と思いました。