『大工』という仕事

ちょっと遅くなりましたが・・・あけましておめでとうございます。
今年はぼちぼち更新していこうと思ってる渡辺です。

1ヶ月程前通勤途中にニュースを見ていると気になるテーマが・・・。
土曜の朝のウェークアップの中の「ミライからの手紙」 
初めて見たのですが週替わりであるテーマがクローズアップされるのかな?知りませんがたまたま見たテーマ
『大工』がクローズアップされてました。
内容は見てもらった方が早いのでリンクを貼っておきますが今現在の大工の現状を報道されてました。
1980年には94万人いた大工がここ40年で1/3の約30万人、さらに今後25年で1/3減り約10万人になり、
家を建てたくても建てれない、契約しても建てれるのは〇年後深刻な大工不足が訪れるということです。
プレカット化が進みコストが抑えられ、【買う側】は安いに越したことはないですが、【施工する側】はその分、
人工や費用を長年削られたことによって廃業する人が増えてこのような状況に陥っています。

地域によると思いますがニュースの中では一人前の大工でも年収350万~400万、ニュースでは伝えられていませんでしたが
それに加え大体の大工さんは休みはほぼ日曜日のみ。
1年中外仕事なのでもちろん夏は暑いし、冬は寒い。
道具が壊れればその都度自分の費用で買い替え、大きなけがをして休んだらその間の給料は出ない等々、
この条件で若手の育成しながらやっていくのはほぼ無理。
このご時世、若手は来ない、ベテランは年で辞めていくの悪循環が起こっています。
まあこの年収、この現状でよし、大工をやろうってはなかなかならないですよね。
プレカット化が進み、昔よりも技術を必要としないかもしれませんが現場工事が好き、
物作りが好きっていう人は楽しい仕事だとは思います。
が、楽しいだけでは生活が出来ないわけで・・・。

この番組の最後の方では大工仕事+αの多能工でやっている工務店が紹介されていました。
現場に出ている自分からすれば確かにこれもやってくれると楽だな、とか思うことはあります。
大工さんにもその分手間代を支払えばお互いwin-winなのですが、
それが出来るまでの過程、時間、現場に入ってくれる大工さんによっては出来る人、出来ない人等々、
あっちの現場では出来るけど、こっちの現場では出来ないなど
現場が一律でなくなるから管理する側は中々大変ですがそれが出来れば面白い取り組みだと思うし、
今後こういった大工さんが増えてほしいと思います。

あくまで自分の意見をちょろっと書いただけですがこのニュースに対して賛否両論あるかと思います。
今回のテーマは『大工』でしたが、それだけではなく、
家づくりに携わる職人さんにも同じようなことがおきていると思います。

『大工』という仕事を見つめなおす良いきっかけになってくれればいいなと思います。

大工さん、職人さんを大切に!!

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渡邉翔太
渡邉翔太