スタッフブログ
staff blog
ゾーン断熱という選択
今年の冬は寒いですね。 昨日は静岡でも❄️氷❄️が張りました。
新築住宅はコロナ前に比べて3、4割値上がりしていて、
子育て家族には手の届かない価格になってしまいました。
大手のハウスメーカーでは、坪単価100万円以上になっている様ですし、
工務店でも高性能住宅の坪単価は70万円を覚悟して頂かなければなりません。
その為、新築住宅はあきらめて、中古住宅+断熱リフォームに注目が集まっています。
断熱リフォームの王道はスケルトンリフォームです。
基礎と骨組だけを残して全てを解体(屋根材も窓も取り外します)して、
断熱材と気流止め、気密工事を行い、新築と同じ性能まで持ち上げます。

ただし工事費が2000万円(35坪)程度は掛かるので、
新築の7~8割ぐらいの費用になってしまう計算です。
これでは、もう少しお金を出して新築を建てる方が良いのでは…、
そう思っても仕方がない金額と言わざるを得ません。
そこで提案したいのが「ゾーン断熱」と言う断熱リフォーム方法です。
これは、家全体をスケルトンにして丸ごと断熱・気密するのではなく、
家の一部のよく使う部屋、長く過ごす部屋だけを断熱リフォームします。

この方法なら、断熱リフォームによる居心地のよさを味わえますし、
イニシャルコスト(工事金額)を押せえながらも、ランニングコスト(省エネ)も満足いただけると思います。
ゾーン断熱には、もう一つのメリットがあります。
それは、住みながら施工ができることです。
お風呂が数日間使用できませんが、施工しない部屋は使えますので、
引っ越しをしなくても断熱リフォームができるのです。
最小のゾーン断熱はお風呂のユニットバス化です。
ただし、ユニットバスを据え付けるだけでは暖かくなりません。
ユニットを置く基礎廻りの断熱と「気流止め」という気密処理をしなければ新しいユニットバスも無駄になります。☘️
お風呂の断熱リフォームについてはこちらをご覧ください。
最近の施工事例
イベント情報
投稿者プロフィール

- 宅地建物取引士
最新の投稿
LaCoupe2025年11月30日”スケルトンインフィル住宅”が再注目 ~暮らしに合わせて変わる家~
家のしくみ2025年11月23日基礎の高さがもたらす住宅への影響とは? ― 静岡の気候と地盤を踏まえて ―
つぶやき2025年11月18日「倒壊しない家」をどう確かめる? ~許容応力度計算と wallstat の違いをわかりやすく解説~
家のしくみ2025年11月16日【制震装置】ツーバイフォー工法と在来工法における制震装置の意味は違う








