なかなか伝わらない性能の話(気密)

お引き渡しをしたお客様から「寒い」と言われてしまいました。

「北欧スタイルの暖かい家」と言うコピーで広報しているので、切実な問題です。 😕
外皮性能(断熱性能)のUa値や気密性能のC値を見てもいつもの性能は出ていますし、「寒いはずない」のです。
お客様の率直なご意見なので尊重はしますが、エアコンの設定や使い方を一度聞いてみる事にします。

新しい家には新しい使い方(住み方)があるのですが、電化製品の様に取説がある訳ではないのでお伝えするのが難しい。
小さな部屋がいっぱいある間取りの家で暮らしていた方がオープンプランの家に住み替えると暖房の使い方をお教えする必要があるのです。 😮


「高気密」と言うと息苦しいなどと言う人がいますので、「ずきま風が少ない」と言い換えても良いです。
中には気密は必要ないと言ってはばからない業界人がいますが、完全に間違いです。

気密は高ければ高い程、温度や湿度の管理が簡単になります。

また、気密が高ければ換気も効率良く行えるので、居住者の健康や家の長持ちにもつながり、良い事づくめなのです。

なぜ気密が悪いと換気が出来ないかを図にしました。

この図では隙間は一つですが、実際の家では無数にあります。

出来るだけ気密を高めて上げれば、給気口から計画通りの空気が入って来ますが、気密が悪いと人の居ない場所の空気だけが入れ替わります。
これでは意味のない換気設備と言わざるを得ません。法律では設備が付いていれさえすれば良いので、この様な家が多く建てられています。🍎


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