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2026年からの家づくりはどう変わる? ~太陽光・補助金・電気代の最新事情まとめ~
2026年は、家づくりの考え方が大きく変わる一年になりそうです。
補助金、太陽光発電のルール、電気代の仕組みなどが次々と変わり、
「どんな家を建てればお得なのか?」がこれまで以上に重要になってきています。
ここでは、これから家を建てる方に向けて、
これだけ知っておけば安心というポイントをわかりやすくまとめました。
1. 2025年の補助金「GX住宅」あっという間に終了。でも来年も継続へ
実質2025年5月末に始まった「GX志向型住宅補助金」は、
全国から申し込みが殺到し、わずか2カ月で予算が終了しました。
性能の高い住宅が対象だったため、
「普通の家では取れない補助金」と言われています。
では、どれくらいの性能が必要だった?
- 断熱や省エネ性能がとても高い家(断熱等級6レベル)
- 光熱費を35%以上減らせるつくりであること
いわゆる「ZEHよりもう一段上の性能」が求められました。
→ただし、この補助金は来年も続く予定です。
国は、2030〜2035年にかけて
「今よりもっと性能の高い家を標準にしていく」方向を示しています。
2. 太陽光の売電制度が2025年秋から大きく変わった
これまでの太陽光といえば、
「電気を売って収入を得る」という仕組みが一般的でした。
しかし2026年からはここが大きく変わります。
【新しい仕組み】
- 最初の4年間は高い値段(24円)で買い取ってもらえる
- 5年目からは、買電価格よりかなり安い値段(8円程度)でしか買い取ってもらえない

つまり、
→ 売るより自分で使ったほうが得になる時代 になりました。
これからは、太陽光で発電した電気を
家の中でできるだけ使う設計(自家消費型)が主流になります。
3. 国がめざす「2040年の電気のつくり方」が変わってきた
こうした政策変更の背景には、
国が目指している大きな方向性があります。
【2040年の電気のつくり方(国の計画案)】
- 再生可能エネルギー:40〜50%
- 原子力:20%前後
- 火力発電:30%程度まで減少
簡単に言うと、
→ 太陽光・風力などの自然エネルギーを主力にしていく
という流れです。
そのため、家庭の太陽光も
「売る道具」ではなく
「家で使う電気をつくる設備」へと役割が変わりつつあります。
4. “屋根を貸す太陽光”は今後メリットが小さくなる
これまで人気だった
屋根貸し太陽光(屋根を会社に貸してパネルをのせる方式)は、
売電が前提の仕組みなので、制度変更と相性が悪くなります。
- 売電価格が下がる
- 自分で使うほうが得
- パネルの所有者が他社だと柔軟に使えない
という理由から、これからは
→「太陽光パネルは自分で所有する」ほうが確実にお得
という時代になります。
5. 蓄電池は“後から”ではなく“最初から”付けたほうが得に
以前は、
「太陽光だけつけて、蓄電池は10年後でOK」と思っていました。
10年間は売電して、卒FIT後に蓄電池をと…。
でも、これからは違います。

【理由】
- 最初の4年以降、売電価格が大幅に下がる
- 蓄電池があれば、発電した電気をしっかり貯めて使える
- 夜間の買電を減らせる
- 停電にも強い
つまり、
→ 太陽光と蓄電池は“セットで初期導入”がもっとも合理的
となっています。
6. 電気代の“再エネ賦課金”は今後上がる見込み
2026年度には、再エネ賦課金(電気代に含まれている国の費用)が
1kWhあたり約4円 になる見込みです。
月400kWh使う家庭では…
年間およそ1.9万円の追加負担
太陽光がない家は、この負担をそのまま受けることになります。
7. これからの家づくりの正解は?
国の方針や制度を総合すると、
これから建てる家の「正解」はとてもシンプルです。
✔ 断熱性能の高い家(等級6クラス)
✔ 太陽光パネル
✔ 蓄電池
この3つをそろえることで、
- 電気代の高騰に強い
- 売電制度の変化に振り回されない
- 停電時も安心
- 将来の国の基準にも対応
という“長く得する家”になります。
そして逆に、
→ 太陽光なしの新築は、これからますます損をする家になる
という時代がすぐそこまで来ています。
まとめ:2026年以降の家づくりは「エネルギーの自給」が大事
今、新築住宅に求められているのは、
「家そのものの性能を高めて、
家の屋根で電気をつくり、
それを賢く使う暮らし」
という、とてもシンプルな姿です。
国の制度が変わるほど、
“自家発電と省エネを組み合わせた家” の価値はますます高まります。
これから家を建てる方は、ぜひ
高性能 × 太陽光 × 蓄電池
というセットを前提に考えてみてください。
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