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ダクトなしのサンキハウスの全館空調はなぜコスパが良いのか?

冬も夏も1台のエアコンで家中が快適。そんな住まいづくりを、手の届くコストで実現するのが、サンキハウスの「床下エアコン+小屋裏エアコンによる全館空調」です。

今回は、他の代表的な全館空調方式(ダクト式)と比較しながら、サンキハウス方式がなぜ合理的で、コスト面でも優れているのかをエビデンスを含めて解説します。

サンキハウスの「床下+小屋裏エアコン」ってどんな仕組み?

サンキハウスの全館空調は、市販の壁掛けエアコンを上下に2台設置して家全体を快適に保つ、とてもシンプルで合理的な方式です。

👉 これだけで、家中が大きな温度差なく快適に保たれるのです。

冬の暖房:床下エアコン

→ 床下空間に温風を送り、床からじんわり暖める輻射暖房方式

  1. 床下にエアコンを設置(1階のテレビ台の下や階段室に設ける)
  2. 暖かい空気が床下の基礎断熱された空間を満たす
  3. その熱がスリットや床材を介して輻射熱として伝わる
  4. ゆっくりとした暖気が部屋中を包むように温める
  5. 階段や通気スリットで2階へも熱が伝わる

夏の冷房:小屋裏エアコン

→ 天井近くや小屋裏に設置したエアコンから冷気を自然に降ろし、家全体を冷やします。

  1. 2階ホールや小屋裏(天井裏)に壁掛けエアコンを設置
  2. 冷気をダクトレスで自然に下ろす(重力冷却)
  3. 各部屋の吹き抜け・階段・空気の通り道を使って全館へ拡散
  4. 通気口・通風ガラリなどを設けてバランス調整

なぜこの構成が有効なのか?

特徴メリット
高気密・高断熱(G2以上、G2.5推奨)熱が逃げず、少ないエネルギーで全館空調が可能
ダクトレス設備費・清掃コストを削減
シンプル構成量産エアコン(汎用品)を使用 → 故障時も対応しやすい
冬は足元/夏は天井から空調理想的な体感温度分布を実現できる構造

ランニングコストは?

  1. 高断熱+高気密+熱交換換気により、冷暖房の年間消費電力は2台合計で2,000〜2,500kWh程度
  2. 月額で見ると冷房で平均8000円位(冷房7~9月・26℃)、暖房で平均1.3万円位(暖房12月~3月・22℃、)kwあたり30円で計算
2022年床下エアコン(暖房)
2023年床下エアコン(暖房)
2024年床下エアコン(暖房)
2022年小屋裏エアコン(冷房)
2023年小屋裏エアコン(冷房)
2024年小屋裏エアコン(冷房)

ダクト式全館空調とは

ダクト式全館空調とは、専用空調機から、天井裏や床下に通した「ダクト(送風管)」を使って、家じゅうの部屋に空調された空気を送る仕組みです。

ハウスメーカーの専用空調機

全館空調システム「YUCACO」の空調室

YUCACOシステムの専用小部屋

Z空調の専用エアコン

エアコンや換気装置を一体化させた大型の空調ユニットを中心に、各室に送風口と吸気口があり、そこから温度調整された空気を送り出します。

ダクト式ではコストも掛かり、 初期設備費100〜300万円、光熱費年間10万円超になることも。

全館空調の方式別比較

項目サンキハウス方式
(床下+小屋裏エアコン)
ダクト式全館空調
🧊 空調方法市販の壁掛けエアコンを
上下に1台ずつ配置
専用のエアコンで
ダクトを通じて各室に送風
🔄 冷暖分離◯ 冬=床下/夏=小屋裏◯ 冷暖切替可(機械切替)
🔧 設備構成非ダクト式・既存空間利用ダクト要・小部屋必要
🛠 メンテナンス性◎ 壁掛けだから交換しやすい△ ダクト清掃が必要/トラブル時に工事が大がかり
💰 設備コスト◎ 低コスト(市販エアコン)✕ 高コスト(専用空調機+施工費)
🌡 温度ムラ◯ 基本的に少ないが、間取り設計に依存◎ 各室均等送風(設計が正しければ)
🔋 光熱費◎ 少ない台数で運用可△ 機器容量・稼働率が大きい
🔄 ゾーン制御◯ スリットや引戸で簡易制御◎ 各室ごとに温度制御可能(タイプによる)
🧱 対応断熱レベルHEAT20 G2〜G3前提G2程度あれば十分対応可能
📐 空調設計自由度◎ 壁掛け配置と空間構成の工夫で対応△ ダクト配置に制限あり

まとめ:高性能住宅だからこそシンプル空調が効く!

「床下+小屋裏エアコン」は、高断熱・高気密住宅だからこそ成り立つ、非常に合理的な空調方式です。

  • 高価な機械を使わず、自然の空気の流れと構造で快適性を実現
  • メンテナンスがしやすく、故障時にも柔軟に対応可能
  • 施工コスト・ランニングコストの両方で圧倒的に有利

そしてこの仕組みは、**サンキハウスのGX志向型住宅(LaCoupe)**でも搭載可能。家中が快適で、環境にもやさしく、経済的にもムダがない。そんな暮らしを実現できます。

🏠 見学できます!

「実際に体感してみたい」という方は、ぜひ**静岡市の聖一色モデルハウス**へお越しください。温度差の少ない空間を、自分の身体で確かめてみてくださいね。

📩 ご予約はホームページまたはInstagramのDMからお気軽にどうぞ!

投稿者プロフィール

伊豆川達也
伊豆川達也宅地建物取引士