水害対策に高基礎ありかも?
3年ぶりに高基礎の家を造っています。(以前の高基礎の記事は こちら です)
ただ、この家は収納のためでなく、水害対策のため高基礎にしています。
七夕豪雨(1974年)の際、この現場周辺も50㎝ほど水没した歴史があります。

巴川氾濫(静岡県のHPから)
その後、大谷川放水路や麻機遊水地が作られ、巴川の氾濫は起こっていません。

大谷川放水路と麻機遊水地(静岡県のHPから)
最近の異常気象で「ゲリラ雷雨」「線状降水帯」などの災害新語もあるし、
「念には念を入れて、高基礎を選択する」との事。
収納用ではないので、GL(地面)から、85㎝の高さとしました。
玄関も高く、ポーチ階段は5段必要になっています。
床下の空間は収納としては使いませんが、
床下エアコンや水道配管のメンテは楽になりますね。
水が迫って来ても基礎内に水が侵入しない様に一体打ちが良かったのですが、
この高さだと一体打ち(L型に打設する)は難しいと判断し、
止水コーキングとホウ酸防蟻シールで、水の染み込みを防ぐことにしました。
止水コーキングは基礎の立上りの打設前に底部に仕込まれています。
ホウ酸防蟻シールは基礎の立上り打設後に角に塗り付けています。
地中梁も使い、床下エアコンの通風も考慮した頑固な基礎になりました。☘️
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