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床暖房vs床下エアコン 交換費用の比較

床暖房と床下エアコン、同じ「床から暖房」でもここが違います。

多くの住宅メーカーでは、床暖房による全館暖房が採用されています。
床に埋め込んだチューブに温水を循環させて床面を暖め、部屋全体を快適に保つ仕組みです。

一方で、サンキハウスがおすすめしているのは、床下エアコンによる全館暖房
床下に設置したエアコンから温風を送り、床下の空気を暖めることで家中を包み込むように暖めます。
どちらも“床から家を暖める”という点では同じですが、仕組みとメンテナンス性に大きな違いがあります。

同じヒートポンプ原理で、どちらも高効率暖房

床暖房も床下エアコンも、熱源にはヒートポンプ(エコキュートと同じ原理)を採用しています。
そのため、どちらも電熱線ヒーターに比べて約3倍以上の高いエネルギー効率を誇り、
環境にも家計にもやさしい暖房方式といえます。

床暖房の概念図

故障したらどうする?交換コストを比較

機械である以上、いつかは交換が必要になります。
そこで、実際に壊れたときの交換費用を比較してみました。
(※既存機の撤去費は含まず。配管やダクトはそのまま使用する前提)

① 床暖房の場合

三菱電機 エコヌクールピコ(50畳タイプ・6部屋対応)

内訳費用(税抜)
外機¥427,000
熱交換ユニット¥359,800
循環液・部品¥85,800
リモコン(6台)¥275,800
工事費¥54,800
合計¥1,203,200

② 床下エアコンの場合

三菱電機 壁掛エアコンGV(4kW)

内訳費用(税抜)
外・内機¥124,700
有線リモコン¥28,600
工事費¥76,500
合計¥229,800

撤去費用を含めると、どちらもプラス2〜3万円ほどかかる見込みです。

コストだけじゃない、使い勝手の違い

床暖房は複数の配管回路を制御でき、部屋ごとの温度調整が可能です。
一方、床下エアコンは1台のリモコンで家全体を均一に暖めるシンプルな仕組み。
どちらが優れているというより、目的と暮らし方に合った選択が大切です。

ただし、注目すべきは「壊れたときの安心感」。
床暖房は専用の配管や熱交換ユニットを使用しているため、修理や交換には専門的な工事と高額な費用がかかります。
それに対し、床下エアコンは汎用の家庭用エアコンを使っているため、
故障してもエアコンを交換するだけでOK。
交換コストが圧倒的に低く、メンテナンスも容易です。

シンプルで経済的な「床下エアコン暖房」

同じヒートポンプ原理を使った全館暖房でも、床暖房は床下のチューブに温水を流して暖める仕組みですが、サンキハウスでは床下に設置したエアコンで温風を送り、家全体を暖める「床下エアコン暖房」をおすすめしています。

この方式の魅力は、メンテナンスのしやすさとコストの安さ

特別な機器ではなく、一般的な家庭用エアコンを使用するため、万が一故障してもエアコン本体を交換するだけで済みます。
設備の入れ替えが簡単で、ランニングコストも抑えられる、とても合理的で長く安心して使える暖房システムです。

聖一色モデルハウスでは、実際にこの床下エアコン暖房の心地よさを体感していただけます。
ぜひ一度、ご来場のうえその暖かさをお確かめください。

投稿者プロフィール

伊豆川達也
伊豆川達也宅地建物取引士