一択の建築材料は意外に多い【マニアック】
H3ロケットの打ち上げ失敗は本当にショックでしたね。
〇菱重工は旅客ジェット開発から撤退し、ロケット開発にも暗雲が漂い始めました
日本の科学技術は年々その能力を落としているのが、明らかになってしまいました。
日本の住宅の品質は?と言うと、これも良くありません。
よく言われるのが、日本の住宅の寿命が欧米の半分~1/3。
日本の住宅は30年で建替えられて来ました。
戦後の混乱期で、住宅品質が良くなかったという人もいますが、
それから78年も経っているので、30年周期も3廻り目です。
日本の技術では長持ちも難しいのかも知れません。
住宅は完成して10年程度では外見上変化は感じられませんが、
構造体内部がどの様に変化しているかうかがい知れません。
ですからその部分を担保する工法や建築材料は大変重要な部分です。
その為の材料は技術に信頼のあるメーカーであること、広範囲に使用され、
時間も経った製品であることなど考慮して選ぶ必要があります。
今回、家の長持ちに重要な建築材料としてご紹介したいのは
透湿防水シートです。
長期優良住宅で必要な、外壁の内側に通気のためのスペース(通気層)
を取る外壁通気工法の場合は、壁内の湿気を外壁通気に誘導するため、
透湿防水シートを外壁下地(合板など)に張ります。
仕組みとしてはこの様になります
屋外からの雨水や空気の流れを防御しつつ、壁内の湿気を排出するため
この透湿防水シートが必要なのですが、この部材の性能寿命が家の寿命に
直結します。
国産の製品が数あるなかで、弊社が使う透湿防水シートは「タイベック」
一択です。(現在はタイベックシルバーに移行中です)
タイベックを使い始めたのは20年以上前ですが、今でもその優位性は
ダントツです。 —> こちらをご覧ください。
国産の透湿防水シートの中には、経年変化でこの様に変質してしまうモノがあります。
—> こちらをご覧ください。
業界団体に名を連ねているメーカーですが、この有様です。
業界団体は技術の切磋琢磨と言うより、業界保護のための集まりと
勘ぐってしまいます。
価格は国産のものより高いですが、家全体から見れば微々たるもの。
ここをケチって家の寿命が短くなるなんて許せません。
他にも類似の部位に屋根のアスファルトルーフィング(防水下地材)が
あります。
屋根材の下に張る防水紙ですが、これには弊社では透湿させない防水
アスファルトルーフィングを使います。
小屋裏エアコンを装備する家の場合は、二重屋根工法にするので、
二層目の防水下地材は透湿防水シートを使いますが、それ以外(一重屋根)
の屋根下地には防水のアスファルトルーフィングです。
この建築材料でお勧めは国産で田島の「ニューライナールーフィング」です。
以前のブログ「これ何~んだ。防水編」で解説してるのでご覧ください。
この建築部材も安価なモノが数々ありますが、屋根材の交換時の扱いやすさ
も含めて、この製品が優れていると思います。—> こちらもご覧ください。
住宅の耐用年数が今の倍(60年)になる為には、値段が多少高くても、
選ぶべき建築材料がありますし、その知見が工務店業の魂でもあります。☘️
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