HEAT20のG3が0.26な訳③

12月に入り、朝は10℃以下の日が多くなって来ました。

2022年はラニーニャ現象が起こると言われていて、日本は厳冬になるそうです。
家の中では半袖で過ごせるほど暖かいと言われている北海道の家が羨ましいのは
私だけでしょうか。

 

さて、前回の「HEAT20のG3が0.26な訳②」では、
HEAT20のG3は住宅シナリオを考え、北海道と東北の最北部をのぞくエリア(3地区以南)では
部分間欠冷暖房を前提として「室温を15℃~16℃をキープする」と解説しました。

しかし考えてみると、真の高気密・高断熱の家を建て、同時に光熱費が許せるならば、
部分間欠冷暖房で我慢しないで、家全体をコントロールする全館冷暖房を選べばよいのです。

エアコンのON-OFFを繰り返しても、連続運転をしても電気代はそれほど増加がない事が解っていて、
それならば常時運転の全館冷暖房の方がはるかに快適に過ごせます。

冬の現在は「床下エアコン」を設備しているSankiHausの住宅では、常時22℃をキープし、

光熱費も長期優良住宅程度(UA値=0.87)の家と同じ電気代で事足ります。※2×6住宅ならそれ以下

 

結論として、
部分間欠冷暖房を前提とした冷暖房の運転で、エアコンのない部屋(洗面室やトイレ)を
15℃~16℃にキープする性能まで求める必要はありません。 家全体を冷暖房することで、
全室20℃以上をキープでき、光熱費が許容なら、それ以上の高断熱G3(UA値=0.26)は
必要ないのではないでしょうか。

 

SankiHausの2×6住宅はG2.5の性能があり、それに床下エアコン(+小屋裏エアコン)を
設備することで、家中どこでも快適温度で過ごせます。
静岡エリアでは現在この組み合わせがベストと考えています。☘️


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