再エネ電気を捨てる電力会社
河野太郎大臣の行革タスクフォースのYouTubeが楽しみです。
以前のブログ
「がんばれ行革タスクフォース!」と「じわじわ進むか?日本の電力改革」で
お伝えした様に、2050年のカーボンニュートラルに向け再エネの主電源化など、
着々と成果を出しています。
先月発表された「第5次エネルギー基本計画」でも再生エネルギーの構成比率
が36~38%になり、代わりに石炭や天然ガス火力の比率が下がっています。
この政策がすぐに実現するかは見守る必要がありますが、進展と言えます。
しかし、既得権側の抵抗も大きく新たな問題も持ち上がっています。
それが、再エネ買取に対する制限「出力抑制」です。
九州電力管内には多くの太陽光発電や風力発電があり、再エネのメッカと言われますが、
そこで、発電した電力を九州電力が一定のルールのもとではありますが、買取らない事が
許されています。
この問題が行革タスクフォースに取り上げられました。
CO2を出さないクリーンなエネルギーを無駄にして、石炭や天然ガス火力・原発を優先する
ルールが、本年度からより強力になって運用されているとの事。
その改訂内容は、「無制限・無補償」で再エネ電気を買い取らないルールに代わっていて、
今年の4月には1日最大20%もの再エネが買い取られず無駄に捨てられたそうです。
ルールの見直しは必然だと思いますが、経済産業省の資源エネルギー庁の官僚は、
決まったルールの元、厳密に運用していて問題ないと言う発言に終始していて、
結果として再エネが捨てられていると言う事実は無視しました。
河野大臣は「再エネが出力抑制される事は無いようにしろ。もう一度やるから、考えて来い」
と官僚に指示しました。
誰が考えても「再エネ最優先」ならば出力抑制などあってはイケナイと思いますが、
姑息にもこっそりルールを変えるなど、既得権側の抵抗がまだまだ続きそうです。☘️
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