ウッドショックと住宅ローン②

6月中もすでに雨が多かったのに
7月に入って「本格的」な梅雨になってしまいました。

熱海がとんでもないことになってしまいました。
同じ県内、驚きとともに心が痛みます。
雨はしょうがないけれど、「谷の木を切って盛り土、しかも届出以上の土」が本当なら
これは人災ではないでしょうか。

日本全国で山を削ったり盛ったりの開発が行われています。
許可を取った工事でもこのような有様では、住民は何を信じれば良いのでしょうか。

ただでさえ豪雨など自然災害が多い昨今、森林の開発は慎重にも慎重に計画をして
人災につながらないようにして欲しいものです。

💦     💦     💦

少し前にウッドショックと住宅ローンについて書きました。
住宅ローンについては昨日JAしみずさんから前向きなお話をいただいたのでご紹介いたします。

住宅ローンは土地+建物の一括でローンを組んだ方がリスクが少ないと思いますが
ウッドショックを受けて建物の建築は少し延期したいというお客様の場合、
一括ローンだとお引渡しの前に返済が始まってしまう可能性がありました。

通常は最初にローンで土地代をお支払いしてから12カ月後に返済が始まりますが
JAしみずさんでは15カ月後なり18カ月後なり、状況に応じて弾力的に対応します、
という回答を偉い方からいただきました。

JAしみずさんは営業エリアが限られていますが、対応エリアで建築を検討されているなら
一度お話を聞きに行くと良いでしょう。

ウッドショックのほうは誰にもいつ収まるのかはわかりませんが、

多分9~10月頃がピークだろう、とか
お金を積んでも買えなかった木材が、価格はともかく手に入れることはできるようになった、とか
来年春ごろにはなんとなく落ち着くのではないか、

などということをいろいろな業者さんから聞くようになりました。

一方で、落ち着くと言っても誰もが「もうウッドショック前には戻らない」と言っています。
他にもダウ社の樹脂が供給制限されている、半導体が足りない、
スエズ運河の影響でコンテナの運送料が高騰している、というマイナスな懸念があります。

水回り設備のメーカーさんは鉄鋼も値上がりしているので
ステンレス製キッチンの価格をいつまで上げないで踏ん張れるのか…と言っていました。

先が見えないので皆さん家を建てることにはとても慎重になっていますが
待っていても木材は下がっても他の部材が上がってしまうのかもしません。
悩ましいところです。

家を建てたい気持ちを後押しするべき国の補助金などの締め切りには
ウッドショックの配慮が今のところありません。

その辺、行政にはもう少しタイムリー対応で気分を盛り上げていただけませんか。
コロナとオリンピックでそれどころじゃないか。

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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター