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下屋と水平構面と直下率
昔の家に多かった「下屋のある家」分かりますか?
こんな家です。(黄色で囲った部分が下屋です。)

1階の面積より2階を小さくする時に良く使った手法で面積調整が
容易な為、以前は多く見られました。
今でも、LDK以外に和室やもう一部屋洋室が1階に欲しいとご要望
があると、下屋のある間取りを考えてしまいます。
しかし、
この場合問題となるのが2階外壁直下(下屋との接点となる部分)
の1階に耐力壁が取れない時です。
図で示すと

「引きボルト重要」と書かれている部分の下の1階に壁がありません。
(ちなみにツーバイフォー(2×4)工法の場合側根太が下屋と母屋を繋ぎますので引きボルトは
必要ありません。)
この下屋の根本部分の直下に耐力壁がない時、あるいは少ない時、
下屋と天井部分の水平構面が耐力的に重要な役目をするのです。

また、バランスも大事で2階外壁直下の耐力壁と下屋の軒先側の耐力壁
が等しく壁量のあることも重要です。☘️
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