研究を重ねて…Sanki Style ができるまでのヒストリー

デザイン

ここまで、性能面の説明をしましたが、家はデザインも重要です。
サンキスタイルにぴったりのデザインとは?

私自身は北欧デザインが好きです。
当社は創業して50年ほどですが、当初は家具店でした。当時出来たばかりの社屋ショールームに展示するために、父がヨーロッパの家具展示会へ行き、大量のデンマーク家具を買い付けてきました。木肌の綺麗な椅子やサイドボード、大胆な色と柄のカーペットがとても印象的だったのを覚えています。

サンキスタイルの重要な要素のひとつに「長く暮らせる家」という考えがあります。
北欧デザインはシンプルでいて、デザイン性が高く、長く付き合っても飽きがきません。
ハンス・ウェグナーのYチェアなどは半世紀以上前の椅子ですが、未だに日本のダイニングチェアの定番として根強い人気があります。

また、北欧の住宅はカナダ住宅とおなじ壁構造。木材の寸面(サイズ)は多少違いますが、考え方は同じです。 同じように寒い国なので共通点が多いのです。

北欧デザインの「素材の持つ美しさをそのまま表現する」という気質は日本の伝統美にも共通点があるように思います。実際に北欧の建築家やデザイナーは日本の建築デザインに影響をうけ、それを取り入れたデザインを多く発表しています。

北欧のデザインについて調べていくにつれて、現代の忙しくて疲れやすい日本人には、北欧の暮らしに対する考え方が必要なのではないか?と考えるようになりました。(詳しくは「私たちの想い」のページを参照ください)

ほっとくつろげる空間・おだやかで家族が仲良くいられる空間・・・
内装は、風合いの良い素材を使い、年月を経るほどにその良さが増して、愛着がでるように、照明も明るすぎず、やさしく包み込まれて癒されるような雰囲気を醸し出す。
北欧の住宅の、そういった良さを取り入れたいと強く思いました。

また、当社のある静岡市清水区は住宅密集地が多く、採光が取りにくい場合があります。
北欧の冬は、1日中真っ暗なため、室内を明るく見せる工夫が多くあり、その工夫を取り入れることがこの問題を解決するためのひとつのアイデアとして、とても素敵だと考えています。

このようにして、サンキスタイルが完成いたしました。