高気密・高断熱・結露対策も万全!!CO2削減の技術・・・壁
壁は、面積が広いので、家の性能を左右する重要な要素です。
サンキスタイルの家の壁の断面図をまずご覧ください。
壁の断熱について
サンキスタイルの家で使用している壁の断熱材は「高性能グラスウール」(図中、ピンクの部分)です。
高性能グラスウールは通常のグラスウールより繊維径が細いので、より高い断熱性能を発揮します。(高性能グラスウール:繊維径4~5ミクロン 通常のグラスウール:繊維径7~8ミクロン)
また、施工においては、2×4壁の場合は厚さ90mm、2×6壁の場合は厚さ140mmで施工します。
従来の2~3倍の厚みで、断熱性能は格段に高くなっています。
壁の気密について・・・ベーパーバリア
断熱材の室内側にベーパーバリア(気密シートとも呼ぶ、図中の緑色の部分)を隙間なく施行します。
べーパーバリアとは・・・
ベーパーは水蒸気(Vapor)のことで、ベーパー(水蒸気)を、バリアする(通さない)ポリエチレン製のシートです。
これを隙間なくピッチリと施行します。イメージとしては壁全体(2階の天井も)をラップでくるむ感じです。
これによって、室内から屋外・屋外から室内への空気の流れが遮断できます。
隙間なくピッチリくるんじゃうと、湿気とか、こもったりしてよくないんじゃないのかしら・・・とお思いになる方もいらっしゃると思います。
次の項目で、壁の結露(湿気)対策をご紹介いたします。
壁の結露対策
家を長持ちさせるためには、結露対策を万全にする必要があります。(詳しくは耐久性のページ参照)
サンキスタイルの家では、以下のような結露対策をしています。
(1)気密シートで室内からの湿気を撃退
気密シートは空気も通しませんが、湿気も通さないので、室内からの湿気をここで遮断できます。
(2)透湿防水シート(図中、青い部分)
このシートは外からの湿気は通さないが、内側からの空気や湿気は通す、という優れもの。
これにより、万が一壁内に水蒸気が侵入した場合でも壁内の水分を外へ逃がすことができます。
(3)外壁通気工法
外壁材と透湿防水シートの間に18mmの通気層を作ります。
自然な通気によって、壁内からの湿気を含んだ空気を排出し、外壁を乾燥させます。
外壁を抜けた空気は屋根の軒下を伝わり、棟の換気口から外に排出されます。
これらの技術で、湿気をシャットアウトし、壁内に水分がたまらないので、結露が起きず、カビの発生や材木の腐朽を防ぐことができます。