床下を活用してクリーン&温湿度回収換気!CO2削減の技術・・・換気システム
サンキスタイルの家では、「澄家DC」(すみかDC)という熱交換換気システムを採用しています。
澄家DCの概要(第1種熱交換換気)
24時間換気は冬の暖房によって温められた(夏は冷やされた)空気を屋外に排出しますが、それにより失われるエネルギーは冷暖房全体の16%にもなると言われています。
断熱・気密性能の高い家ではその割合はもっと大きく、窓や壁の断熱性能をそれ以上に高めるより、換気システムを高効率なものに替えた方が良いのです。
「澄家DC」は従来の「澄家」を発展させたもので第1種換気システム(全熱交換)に属します。排気する汚れた空気から80%の熱と60%程度の湿度を取り出し、床下から室内に取り入れたフレッシュな空気に渡します。
*第1種換気については…【参考】24時間換気の3つの形態(24換気.COM)
澄家DCのパース
*澄家DCの機能が正常に動作するには、家全体が高気密であることが大前提です。気密が低いと排気する際に外気を室内に吸い込んでしまいます。
澄家DCをおすすめするもう一つの理由
澄家は、給気口が建物の外にあり、フィルターの交換がとても簡単です。
24時間換気システムの中には給気部分が建物の中(屋根裏など)に入ってしまっていてフィルターの交換ができないものがあります。
家は長く住むものですから、フィルターの交換が容易であるということがとても重要だと考えています。(フィルターについては住みごこちのページに写真があります)
澄家DC 施行中の様子
最後に実際に施行中の基礎部分の画像です
澄家DC 熱交換の詳細・・・80%の熱を回収します
床下を室内と同じ環境にする「基礎断熱」を利用するのですが、そこで熱交換素子を使った本格的な全熱交換を行います。 ※全熱交換とは温度だけでなく湿度も交換する。
ボックスの中に全熱交換のための素子が入っていて、排気する空気の温度と湿度を給気した外気に与えます。そして「澄家」と同じく床下に放出し、家全体にフレッシュな空気が行き渡ります。
排気側だけでなく給気側にもモーターが付くのでモーター2台分の電気を必要としますが、DC(直流)モーターを使用しているため省エネです。
新鮮空気を取込む給気口は建物の外に設置され、フィルターの交換は容易です。 また新開発されたPM2.5の除去率98%の高性能フィルターを標準搭載しています。