瑕疵保険事故事例から学ぶ

5月に入り暖かくなったので毎週ウインドサーフィンに通っています。

今、ビーチスタートというスキルを練習しています。
あまりに下手すぎるので、見るに見かねた上級者さんたちが
通りがかりにコツを教えてくれるのですが…😭

丸々3日間使ってどうにかこうにか。
横で東海大学ウインドサーフィン部の1年生が
いとも簡単にできるようになっていきます。

あー、若いっていいなぁ‼️

🏄🏻‍♀️     🏄🏻‍♀️     🏄🏻‍♀️

週一回くらいの割合でいろいろな業者さんからWEBセミナーの案内が来ます。
全てを見るのは時間的にちょっと難しいのですが、
今日は「瑕疵保険10年の蓄積から学ぶ事故事例と対策セミナー」です。

瑕疵保険とは新築住宅の構造耐力上重要な部分と雨水の侵入を防止する部分に
不具合が生じてしまったときに補修するための保険です。

住宅の根幹にかかわるところなので施工時に検査がありますが、
年数が経つにつれ不具合が表面化することもあるようです。

このセミナーでは施工不良の実例が紹介されるとのことなので、チェックしておくことにしました。
万が一心当たりがあったらすぐに施工手順を変更しないといけないですからね。

🏠🏠🏠

今回の事例では、

😱窓周りに防水紙を敷き込んでいなかったので窓周りから雨漏りした
😱ベランダの笠木を接着剤で止めていただけだったので笠木が飛んでしまった
というトンデモ事例は論外ですが、、

😱外壁に通気層が無い仕様で、外壁のヒビから雨漏りがした
という例では、今でもそのような施工の会社さんもあるかもしれません。

(サンキハウスでは通気工法+透湿防水シートを採用しているので、
万が一外壁にヒビが入っても躯体は濡れません。)

プランニングの段階でもう少し気を付ければよかった事例は
😱天窓の周りから雨漏りがした

天窓(屋根に取り付ける窓)はやっぱりね、という感じです。
施工不良でなくても窓周りのコーキングの劣化に気が付きにくく、
雨漏りにつながる可能性が高いので、サンキハウスではご提案はしていません。

もう一つ、
😱吹き抜けに面した廊下が傾いた‼️‼️
これは気になります。サンキハウスでも吹抜け大好きですから。

ハウスジーメン様WEBセミナーより

よく聞けば、吹抜けの幅が4550㎜もあるのに、
吹抜けを支える横架材が細すぎたため起こったことでした。

大きい吹抜けは開放感があって素敵ですが、さすがに4550㎜は広すぎと感じます。
なんか危ないな、と感じる感覚は大事なんだそうです。

そして横架材の検討ですね。
サンキハウスでは2☓4協会監修の「らくわく」を使い、
横架材は許容応力度で計算しています。

広い吹抜けも計算すれば可能かもしれませんが、
4550㎜幅の吹抜けではとても太い集成材が必要になるでしょう。

今回のセミナーの事例はとてもわかりやすいミスでしたが
保険で補修しなければならないような事故はの原因は
施工不良だけではないということがわかりました。

統計によると建売住宅に比べて注文住宅の方が事故件数が約2.5倍ほど多く、
補修にかかる金額も高くなっているそうです。

せっかくの注文住宅、できるだけお客様の間取りのご希望を叶えたいですが
無理をするところでないかも?と、いつも頭の真ん中に入れておきたいです。

 


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投稿者プロフィール

伊豆川佳世子
伊豆川佳世子二級建築士・インテリアコーディネーター