こだわりキッチンを中心とした家族の暮らし
『住まい体感インタビュー』
第4回目は2014年10月に家を建てて、約5年半になる清水区のSH様。
クリーム色の塗り壁に、屋根とサッシの色をブラウンで合わせた北欧スタイルの可愛らしいお家。
さっそく元気にお出迎えしてくれたK君とRちゃん。お庭に畑を作ったよ!と案内してくれました。玄関ではちょうど換気フィルターのお掃除中!定期的にメンテナンスを行っていただいているとの事。お家を大切に過ごされている様子が伝わってきます。
性能とデザインの両方でサンキハウスの家を気に入ってくださったとの事で、実際の住み心地についてお聞きしました。
家づくりのきっかけは
サンキハウス(以下サ):事前にご回答いただいたアンケートでは、お子さんが小学校に上がる前に新築をお考えだったとの事ですが、その時から家の性能については重要視されていたのですか?
ご主人:はい。立地条件やハザードマップでの安全性の他に耐震性、断熱性を押さえた上でデザインにこだわろうと考えていました。
サ:ではそういう点を踏まえて工務店探しをされていたんですね。ずばりサンキハウスに決めていただいた点はどこでしたか。
ご主人:断熱性・気密性を重要視している工務店さんに5件くらい話を聞きに行ったんですが、営業の方があまり理解されていないようだったり、おかしな事を言ってたりして、あまり実のある話が聞けなくて…。
そんな中サンキハウスで参加した家づくりセミナーで、性能の重要性について社長が直接説明してくれたのが一番理に適ってると感じたんです。
実際に手を動かす職人さんまでしっかりと断熱・気密施工について理解が行き渡ってるもの分かり、長年実績もある事ですごく安心感を持てました。
奥様:私は北欧デザインが好きだったので、住宅の雑誌を見ては「ここ良いな、どう?」なんて言ってたんですけど、旦那は性能重視なんで「まあ、候補に入れとくけど」みたいな感じで(笑)
家づくりセミナーの他に完成見学会にも何度か参加して、デザイン性も2人の好みに合っていたのでサンキハウスに決めました。
サ:なるほど、サンキハウスの家は旦那様の『性能』、奥様の『北欧デザイン』の両方の要求を満たしていたんですね!
家の中の温度差がほぼなく快適!
サ:SH様邸は24時間換気、リビング・キッチンには床暖房を採用されておりますが、実際の住み心地はいかがですか。
奥様:遊びに来てくれたママ友からSH家は暖かい!っていつも言われるんです。友達は皆「うちは冬寒いよ!」って言ってて。この家に住んでからコタツを置きたいと思ったことが無いんですよ。11月くらいでもちゃんと家を締め切っておいて帰ってくると暖かいし、梅雨の時期に結露をすることもないです。
家を建てる前は性能面は夫に任せてたんですが、住んでから断熱性の大切さが実感できたので、こだわりを持ってくれてた夫に感謝です(笑)
サ:それは『家の性能が大事』と言っても、いまいちピンと来ない方にも分かりやすい貴重なご感想になります!
ご主人:断熱に加えて熱交換換気を採用しているので、家の中での温度差がほぼなく快適です。今は1階2階と各エアコンを常時稼働させて、真冬の寒い時期は床暖を併用しています。
最初の1年はちょっと節約して1階のエアコンを付けない時もあったんですけど、そうすると寒くて下に行くのがおっくうになってしまうので、今は付けっぱなしです。月の光熱費が電気ガス含め2万円強くらいですが、エネファームを入れているのでガス単価が少し下がりますし、冬は半分くらいはエネファームで賄えてますね。
サ:エアコンを一日中付けっぱなしでも、勿体無い!と感じることも無いしコスト的にも問題無いよということですね。
こだわりのアイランドキッチンと木製手すりのロフト
サ:この家の一番のこだわりポイントは『2階リビングのアイランドキッチン』という事ですが、プランやデザインが決まった経緯を教えて下さい。
ご主人:元々2階以上の賃貸暮らしだったので、日当たりや目線を考慮して2階リビングにしたいと決めていました。
自分が仕事先で見たタイルがすごくおしゃれだったので、それを参考にキッチンの床はリビングと同じ無垢材じゃなくてタイルにしました。
サ:貼り方もタイル屋さんのカタログをお渡しして選んでいただいたりしましたね。
奥様:無垢材だと子どもが色々こぼしたり、油が飛んだりした汚れが気になるけど、(タイルは)全然気にせず拭けば良いので、手入れも楽です。お皿を落としたら確実に割れますが(笑)、使い勝手は良いですね。
サ:お引渡しの時に奥様がこのキッチンをキレイに保てるか自信が無いとおっしゃてましたが、今日拝見したらすごくキレイで!全然保ててますよ!
奥様:あー、言ってた!(笑)
やっぱり家の中心にあるので自然と整頓出来たり、収納スペースが限られてるので物も増えなくて。パントリーも敢えて目隠しに扉をつけなかったのがスッキリして良かったです。
ご主人:たまに子ども達が料理のお手伝いとかやってくれてたりもするよね。
サ:敢えて背面収納を無くした“魅せる”キッチンならではですね。それにこのキッチンですと、どこからでもお子さんやご家族の声が聞こえるのも魅力の一つですね。
奥様:そうですね。すぐそこに子ども部屋があって、ここからちゃんと机に座ってる様子も見れるのですごく安心感があります。
ご主人:来週からは一人部屋だね。(※インタビュー当時、子ども部屋に間仕切り壁取り付け工事の真っ最中でした。)
サ:他にこだわりポイントとして、2階のロフトはいかがでしたか。
ご主人:ここも始めから欲しいねと言っていた部分でした。
サ:完成見学会で2階リビングにロフトがある間取りをご覧いただき、実際のプランでも取り入れていただきましたね。
奥様:元々は主人の書斎スペースだったのが、いつの間にか子ども達の自由スペースに(笑)
おもち ゃを出して遊びっぱなしにしても「片づけなさい!」って言わなくてOKだし、大きくなっても1人時間が取れる場所で子ども達もお気に入りです。
サ:リビング空間と完全に分断されているわけでは無いけども、お子さんが1人になれる場所として貴重なスペースになっているんですね。私も子ども時代こんな隠れ家が欲しかったです!
心地よい自然素材に囲まれた暮らし
サ:メイン空間の2階には漆喰とオークの無垢材をお使いいただいてますが、自然素材の使い心地はいかがですか。
ご主人:感覚的には(合板フローリングより)無垢材の方が良いでしょうね。
奥様:私の母が遊びに来てくれる度、足の裏が乾燥しなくて気持ちいい!って家をすごく褒めてくれるんです。今子ども達が小さいうちはマットを敷いている所もあるんですけど、大きくなったら取り外してもっとラフに過ごそうと思ってます。
ご主人:1階の寝室は合板フローリングにしたんですけど、そこも無垢材にしとけば良かったなと、住んでその心地よさを感じてから思いましたね。風呂トイレ等水回り以外の生活空間は無垢材が良いんじゃないかな。
ご主人:漆喰の壁についても普通の壁紙に比べて、白さが保たれてるのは良いと思います。一転難点があるとすると、たまに体がガリっと当たって痛い時が(笑)でもそこはベッドを置く一角の壁をクロスにすれば問題無いですね。
奥様:ケチャップとか汚れが飛んじゃうと取れにくいかなと感じたけど、お手入れをすれば大丈夫ですか?
サ:はい!基本的に漆喰は自然に白くなる性質がありますが、もし汚れが気になる場合は消しゴムで軽くこすったりして、ご自分でもメンテナンスしていただく事が出来ます。お引渡ししてすぐの汚れでしたら、お渡ししている漆喰材を塗って補修も出来ますので是非ご活用ください!
こうすれば良かったところ、これから家づくりをする方へアドバイス
サ:実際にお住みになってから「こうすれば良かったな。」と感じた部分はありましたか。また、これから家づくりをお考えの方へアドバイスをお願いします!
ご主人:30年以上住むお家なので、将来の生活を想像しながら電気自動車用のコンセントを設置したり、蓄電池などが追加で施工しやすいように考えて作りました。一点だけこうすれば良かったと思ったのが、小さくても孤立した書斎を用意するべきだったなと。1階の和室の床を置き畳にして和室兼書斎として使えるようにするのもありかなと思いました。
サ:お打ち合わせ当時は“働き方改革”や“テレワーク”といった言葉もありませんでしたからね。
近年の“新しい生活様式“で《家族それぞれの家での過ごしやすさ》がより求められるだろう事を受けて、完全自由設計の家ならではの出来る事が増えていきそうです。
ご主人:(アドバイスとしては)やっぱり家の温熱環境を考えることは重要ですね。断熱性・気密性を大前提とした家づくりをお勧めします。
賃貸アパートのような集合住宅から戸建てを建てる方が大半だと思います。集合住宅の場合、暖房している部屋が隣・上下にあるのであまり感じないかもしれませんが、戸建ての場合は断熱・気密は重要です。
奥様:家が暖かいのって本当に大事!家での過ごしやすさが全く違いますから。
サ:元々家の性能にご興味があったご主人様と、実際に住んでみて快適さをご体感いただいた奥様、双方の視点からのアドバイスありがとうございます!
「2人ともこだわりや関心が分かれてて、自然と役割分担みたいな感じでスムーズに進められました。」
当時の家づくりのお打ち合わせを振り返ってみて、
「全然苦じゃなかった。」
「楽しかった。」
とご夫婦お2人のご感想。
実はお打ち合わせ当時、まだお母さんのお腹の中に居たRちゃん。
お兄ちゃんのK君ともとっても仲が良く、2人の遊んでいる姿にインタビュー班の私たちもほっこり♪
笑い声のたえないSH家では、これからもご家族の素敵な思い出が、お家の中にたくさん増えていくことでしょう。
SH様、貴重なインタビューのご回答ありがとうございました!